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(回答先: 地政学見地からは「嫌韓」は日本の国益を害するのではないのでは ? ・・・・・・・ 投稿者 梵天 日時 2006 年 3 月 01 日 14:48:44)
>>朝鮮戦争で韓国を救った米軍の兵士に石を投げつけ、マッカーサーの銅像を撤去しようとするなど
>>いった韓国の日本・米国に対する敵対的政策は実に愚かなものであると言わざるを得ません。
>との事ですが、韓国「政府」が公式に米韓軍事同盟を破棄あるいは改定するような動きをしたとは聞いてはいません。
確かに、米軍兵士に石を投げつけているのは韓国政府関係者ではありませんが、現在の政府の支持層は石を投げつけている連中と重なります。米軍兵士に石を投げる韓国市民を韓国政府は決して弾圧せず、放置する政策を採っています。これは日本や欧州の米軍駐留国ではあり得ないことでしょう。
また、韓国政府は米国との同盟関係にありながら、敵であるはずの北朝鮮を米国から断固擁護し、北朝鮮の核開発を保護し、第二次大戦において日本を批判する中国の陣営についています。つまり、日米陣営の同盟国・友好国である筈だが実際には日米陣営を裏切って中国・北朝鮮陣営を支援しているわけです。ノ=ムヒョン大統領が実行しているこの「バランサー理論」は、米韓軍事同盟と両立しないことは明らかです。これは、同盟破棄よりも更に悪質といえるでしょう。
>はっきりしているのは「嫌韓」的な風潮が蔓延して最終的に「損」と「危険」を負うのは日本と言う事になります。
その通りです。私も韓国は大嫌いですが、その感情は別として、韓国をどのようにして日本の国益の為に利用していくかという視点が必要です。しかし、それは現在の米国の様に
韓国人に石を投げられながらも日本が韓国を支援すべきということではありません。別の解決策を探る必要があります。
>親米国であった韓国の国民感情がなぜ「反米的」になったのかについてはここでは詳しくはふれませんが、その問題の本質は日本にも共通しています。
私は同意しません。韓国の反米・反日は韓国の「小中華思想」に基づく独自の要因が大きいと考えます。これは、李氏朝鮮時代の反清感情とも共通します。中国に次ぐ偉大な中華である李氏朝鮮は日本人や女真族を獣に喩え心の底から軽蔑していました。その軽蔑すべき清に攻撃されて降伏した後も、女真族への軽蔑感情の強さから、清の命令通りの年号を使わずに「崇禎紀元」と呼ばれる、明の最後の皇帝の崇禎帝の死の年を紀元元年とする年号を国内で使用し続けています。キリストの死亡した年を紀元とする西暦と同様のものと考えて下さい。この崇禎紀元は、清の黄金時代である康煕帝・雍正帝・乾隆帝の時代も延々と使用され続けています。
例えば、国王孝宗と「北伐」(清との戦い)の密議をこらしたという、「老論」の始祖である宋時烈の肖像画には、1651年の宋時烈自身の自警の語と宋時烈の節義を讃える1778年国王正祖の御製が書かれています。その年はいずれも「崇禎紀元後」と、清の年号を拒否して記されています。この事の異常さが分かりますか? 李氏朝鮮・韓国の反清・反日・反米政策、親中国政策の最大の理由はここにあります。女真族も日本人も米国人も、漢民族ではないからです。韓国という国を正しく理解するためにはこの「崇禎紀元」は最も重要なポイントであると考えています。
>地政学的な見地からは「大陸勢力が朝鮮半島を支配下に置けば日本は危うくなる」と言った内容で書かれており、そのために「韓国を援助」しろとか「協力しろ」とか書かれているのではないのでしょうか?
そのような考えに基づいて日本と米国が必死に援助してきた韓国は立派な反日反米国家に成長してしまいました。また、近い将来に起きるであろう米軍のアジアからの撤退の後には、日本の国力では海軍力に加えて朝鮮半島での陸軍力のプレゼンスを持つことは不可能でしょう(それ以前に反日感情故に日本軍の韓国駐留を韓国国民は認めないですが)。別の解決策を探す必要があります。
私の考える解決策の柱は二つあります。
1.韓国の代わりに、小中華思想や反日感情を持たないロシアを、中国の脅威に対抗するための日本の大陸の同盟国として当面の間確保し支援していく。
2.反日・反米の我が儘で愚かな韓国よりも、中国の強い圧力に苦しんでいる北朝鮮の方が日本にとってより現実的なパートナーとなりうる。北朝鮮はホンネでは日本との関係を改善して中国の属国の地位から脱したいと考えているでしょう。日本人拉致を行った金正日を処分させた後に、北朝鮮主導で朝鮮半島を統一させ、その後は日本・中国・ロシアの間の緩衝国家として統一朝鮮の安全を日中露三カ国が保証する。同様の緩衝国であるモンゴルについても安全を保証するのが良いでしょう。
他にも解決策があるかもしれません。良い案があれば教えて下さい。しかし、現在の韓国は日本にとって信頼できるパートナーにはなり得ないことを歴史は証明している様に思います。日本の国益の為には、現在の韓国と言う国には滅亡してもらう必要があります。いずれにせよ、日本人は嫌韓を乗り越えて、朝鮮というものを真に理解し、日本の国益に合う形に朝鮮を変化させる方向に影響力を行使する必要があります。