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livedoorニュースから
エルビス・プレスリーと金総書記の合成写真等は
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1720647-49439/picture_detailより、
記事と「月火水木金正日」とある写真は
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1720647/detail?rdより引用
「金正日ギャラリー」から読み解く20代の北朝鮮観
昨年1月11日、「ディーシー・インサイド(www.dcinside.com)」に「金正日(キム・ジョンイル)ギャラリー」が開設された。
「ディーシーインサイド」は、デジタルカメラ販売サイトだが、ネティズンが作った「パロディー写真」で有名になった。ユーザーのほとんどが20代の若者だ。ここは、2002年の大統領選挙と2003年の弾劾事件の際、盧武鉉大統領を支持するパロディー写真と絵が殺到したサイトだ。このサイトには一日80万人のネティズンがアクセスし、関心分野別に100を超えるギャラリーが存在する。
「金正日ギャラリー」のホストは「金正日総書記関連の写真でなければ削除する。行過ぎた中傷と個人を攻撃する書き込みも最大限目をつむる」とし、「ポグリ(ラーメンの調理法の一種)ラーメンそのものの写真は自制してほしい」と書いた。「ポグリ」とは若者が縮れ髪の金総書記を呼ぶあだ名だ。
「金正日ギャラリー」が作られるとネティズンは、「行過ぎではないか」「センスがある」「警察に通報する」などとさまざまな反応を示した。ホストはなんと「ディーシーインサイド」の金裕植(キム・ユシク/36)社長本人だ。金社長は、「覚せい剤を販売し、偽造紙幣を製作する人物を韓国政府がかばいすぎではないかと思い、一緒に批判してみようという気持ちで作った」と述べた。
このギャラリーには1日20件の文と写真が掲載されているが、90%以上が金総書記をあざけっておもしろがる内容の文と写真からなる。米国のポップ歌手エルビス・プレスリーの写真に金総書記の顔写真を合成したり、金総書記の脳の構造、金総書記がミサイルを手にもっている写真や、絵だ。ここでは金総書記は、ネティズンが笑い、楽しむための素材に過ぎない。
「金正日ギャラリー」に隣り合わせている「朴正熙ギャラリー」は昨年9月作られ、現在までおよそ1400の文と写真が掲載された。「朴正熙ギャラリー」では、朴元大統領の功罪をめぐる論争が未だに熱く繰り広げられている。朴元大統領の珍しい写真がたくさん掲載されているものの、からかったり、滑稽なパロディー写真は未だそれほど多くない。朴元大統領と盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を比較しながら、朴元大統領を擁護する書き込みが多数を占めている。
先日、「ディーシー・インサイド」には、ヨルリン・ウリ党の代表的若手政治家のギャラリーが作られた。すると、ネティズンが「政治家がどうしてここにくるのか」と数千の反対の書き込みを残した。
金裕植社長は「ユーザーのほとんどが20代」とし、「パロディー写真の流行から、20代の情緒が分かる」と述べた。金社長は「2002年に比べるといわゆる『盧派』(盧武鉉大統領の支持者を指す俗語)の80%が、反盧武鉉のネティズンになったようだ」とし、「ネティズンの保守化が目立つ」と述べた。
慶熙(キョンヒ)大学の政治外交学科の李現錫(ユ・ヒョンソク)教授は、「金総書記に対する政治的判断というより、彼の外見と北朝鮮の体制が、ネティズンにとっては面白く、興味深い素材になったようだ」と述べた。
20代のこのような価値観は昨年8月、16歳から24歳の新世代を対象にした朝鮮日報の「新世代民族主義」と題した世論調査からも同様な結果が分かる。20代の66%は「米国と北朝鮮が戦争をすれば、北朝鮮の肩を持つ」と回答したが、「北朝鮮で暮らしたい」という回答は0%だった。柳教授は「20代の保守化というより、脱イデオロギー化、脱政治化と見る必要がある」と答えた。
朝鮮日報
2006年02月18日19時19分