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ダボス世界経済フォーラム、中国とインドが注目を集め【CRI】
http://jp.chinabroadcast.cn/151/2006/01/26/1@56179.htm
2006-01-26 14:36:19 cri
第36回世界経済フォーラム年次総会が25日、スイスのダボスで開かれました。このフォーラムにおいて中国経済はここ数年常に注目の的となっており、今年も、インド経済と共にフォーラムの主要な議題の一つとなると見られています。
今回のフォーラムは「新しいものを作りだし、将来をつかむ」をテーマとしています。中国とインドの躍進が次の8つの主題のトップ議題とされていることはこの二つの新興大国が各界の注目を集めていることを示しています。このほか、今回の年次総会は中国銀行業発展の見通し、中国の環境保全、中国農村問題、中国躍進が世界に及ぼす影響などの議題について討議を行うことになります。
中国国務院曾培炎副首相は25日この年次総会で演説を行い、中国経済は安定してかつ迅速に発展し、構造調整が加速され、市場潜在力がかなり大きく、内外企業の協力強化に得難いチャンスを提供している」としたうえで、「去年、中国のGDP・国内総生産は前年同期より9.9%多い、18億2300万億元に達した。都市部の新規就業人口の増加が970万人に達し、外国企業の投資額が603億ドルとなった。今後5年間、都市部住民の消費レベルが引き続き高まり、国内投資が高いレベルを保つことができるだろう」と指摘しました。
世界経済フォーラムのシュワブ議長は「中国の発展は課題も多いが、同時にチャンスでもある。これによって各方面は共に努力して利益を得られる」と指摘しました。
世界経済フォーラムが開かれた当日にちょうど中国が2005年度経済運行状況を発表しました。ある経済学専門家は「中国の2005年の経済成長率が9.9%となり、中国経済の大きな活力を示した。中国経済が世界経済に占める割合は僅か5%だが、世界経済成長に対する貢献率は20%に達し、ヨーロッパと日本を上回り、アメリカにかわって世界経済のエンジンとなる」と見ています。
アメリカ国際集団のフレンケル経済学者は「アメリカ経済はしっかりとした基盤と強い競争力を持っている」と認めています。ロンドン商学学院のローラ・タイソン学長は「中国2005年の貿易黒字は再び史上最高となったが、アメリカの貿易赤字が拡大し続けている。長期的に見れば中国が内需と消費を更に拡大させることが、中国経済の健全かつ持続的な発展につながる」と指摘しました。
インド経済について、専門家は「インドは1991年から経済改革を開始し、その経済が迅速に発展を続けている。新世紀に入って以来、インド経済の発展は再び加速し、中国を除いて、経済成長が最も早い大国となった。しかし、インド経済はまだ多くの試練に直面している」としています。
ヨーロッパのマスコミは新興国として中国とインドが世界の政治と経済に深い影響を及ぼすことになると指摘しました。