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中国政府、対アフリカ政策文書を発表【人民網日本語版】
http://www.people.ne.jp/2006/01/13/jp20060113_56701.html
中国政府は12日、対アフリカ政策に関する初の政策文書となる「中国対アフリカ政策文書」を発表した。
アフリカ53カ国のうち、中国と国交があるのは47カ国。
文書は▽政治面における平等と相互信頼▽経済面における協力と利益共有▽文化面における交流と相互参考――を柱に、アフリカ諸国との新たなタイプの戦略的パートナーシップを構築し、発展させるとしている。また、対アフリカ政策の全体的原則・目標として▽誠実と友好、対等な立場での相互対応▽互利互恵と共同繁栄▽相互支持と緊密な協力▽相互学習と発展の共同模索――を挙げる。
呂国増・外交部長助理は12日の内外向けブリーフィングで、「50数年来にわたり、中国とアフリカは30以上の分野で幅広い協力を展開してきた。文書はこれらの協力の一層の発展を促すだろう」と述べた。
過去50年間に中国は、タンザニア―ザンビア鉄道など800以上のプロジェクトを支援。互恵協力は双方に実益をもたらしている。また、中国とアフリカの貿易額は1950年代初めの1211万ドルから、2005年には400億ドル近くにまで増加した。
同文書は、アフリカ諸国が国際問題へ対等に参与し、国連の役割強化に共に努力していく方針を記載。国際問題をめぐり中国とアフリカ諸国との団結・協力を強化し、重要な地域・国際問題について、緊密な意見交換や立場の調整を図るとしている。主権・領土保全・民族的尊厳・人権など重要な問題で、相互支持を図ることを謳っている。
呂部長助理は「中国はアフリカに対し、内政不干渉の原則を取っている。アフリカ諸国が自国の努力によって問題を解決できるよう、国際社会も環境を整えるべきだ」と指摘。さらに「中国はかねてよりアフリカへの経済援助に政治的条件をつけておらず、援助によって圧力をかけることもなく、アフリカ内部の問題について、とやかく言ったこともない」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2006年1月13日