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★ 以下、時系列逆順に、関連記事より要約して列記:
@ 黄河支流でディーゼル油流出=河南省【時事通信】:
2006年1月5日、発電所で石油タンクからディーゼル油約6トンが黄河の支流に流出
←河南省政府は、黄河流域の各市・県に、水質管理を強化し飲用水の安全を確保するよう求める警告
A 河川に基準値の10倍のカドミウム排出、飲料水に影響=広東省【産経新聞】:
2005年12月15日、北江で精錬所から猛毒のカドミウムが含まれる排水が大量に流入する事故により、河川に含まれるカドミウムが基準値の10倍以上に達している→下流の英徳市では目下、10万人の飲料水に汚染の危険
←広東省政府は21日、韶関・英徳・清遠の三市で汚染水源から直接飲用することを禁止する通達
B 「相次ぐ川魚の大量死」投毒か、地元紙が報道=青海省【サーチナ・中国情報局】:
2005年12月10日、青海省を流れる瑪可河で、死んだ魚など大量に発見
←何らかの薬物が川に投げ込まれたのが原因とみられている
C アンモニアが川へ「断水半日」住民が問合せ=湖南省【サーチナ・中国情報局】:
2005年11月24日、冷水江市で、尿素製造工場にある尿素洗浄水の貯水池から、アンモニアを含んだ水が河川へ流入
←翌25日、約12時間にわたって住民に対する水道供給が見合わされた
D 化学工場爆発で4人死傷、1万人避難=重慶()【サーチナ・中国情報局】:
2005年11月24日、化学工場で爆発が起き付近の住民1万人あまりが緊急避難
E 化学工場爆発で70人負傷、6人が行方不明、数万人避難=吉林省【共同通信】:
2005年11月13日、吉林市の石油化学工場で相次いで大規模な爆発が起き、約70人が負傷、6人が行方不明
←地元警察は付近の住民数万人を避難させ、周辺を立ち入り禁止とした。
⇒ 吉林爆発事故で松花江のニトロベンゼン濃度28倍=黒龍江省【サーチナ・中国情報局】:
2005年11月24日、黒龍江省ハルピン市内の松花江上流「三家子」(取水口のある「四方台」から73キロ上流)地点では、爆発事故により発生したニトロベンゼンの濃度が基準値の28.56倍に
⇒ 吉林省爆発事故:中国、河川汚染状況をロシアに通報【サーチナ・中国情報局】:
2005年11月24日、中国外交部は、吉林省の化学工場爆発によって発生した松花江の汚染を、ロシアに通報
←爆発した工場は中ロ国境から約350キロメートルの位置で、汚染された松花江はアムール川(中国語名:黒龍江)に流入
※ アムール川は中ロ国境を流れたのちに、ハバロフスク市近くで流れを北東方向に変え、ロシア領内を流れて、間宮海峡北部でオホーツク海に注いでいる
⇒ 生態系に深刻な影響 河川汚染でWWF警告【共同通信】:
2005年11月25日、WWFロシア支部は、松花江が化学工場の爆発で汚染された問題で、「アムール川では多くの魚が死ぬほか、川底の植物などにも多大な被害が出るだろう」と述べ、有毒物質の流入でアムール川の生態系に深刻な影響が出ると警告。
また「すでに明らかになっているベンゼン以外にも、もっと毒性の強い物質が流入しているのではないか」と指摘。中国側にすべての有毒物質を分析する技術がないため判明しないだけだと述べたが、毒性の強い物質流入の根拠については明らかにしなかった。
タス通信によると、ロシアの専門家はトルイジンやフェニルアミンなどの有毒物質が含まれている可能性があると指摘。WWFロシア支部は中国との国境地帯に研究者を派遣、定期的に水質検査を実施して有毒物質の確認作業を続けている。
⇒ 日本海にも影響の可能性 極東の河川汚染【共同通信】:
2005年11月30日、ロシア極東ハバロフスク水環境研究所のコンドラチェワ教授は、ベンゼンなどの有毒物質がアムール川を経て日本海やオホーツク海の環境にも影響を与える可能性があると述べた。
教授によると、冬にはアムール川の氷が海に流れ込んでおり「氷の中で濃縮された有毒物質が日本海やオホーツク海を汚染する可能性が非常に高い」と警告した。
⇒ 汚水流入防止に簡易ダム案 中ロ国境の黒竜江に【共同通信】:
⇒ 有毒物質がロシア到達 非常事態省【共同通信】:
2005年12月16日、ロシア非常事態省は、中国東北部の化学工場で起きた爆発で松花江に流れ出た有毒物質が同日、ロシアとの国境であるアムール川に到達したことを確認
←爆発した工場は中ロ国境から約350キロメートルの位置で、汚染された松花江はアムール川(中国語名:黒龍江)に流入
有毒物質がハバロフスク市周辺を通過するのに4〜5日間、川を抜け、間宮海峡に達するのは約15日間かかるとの見通し