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盧大統領が柳時敏議員の長官起用にこだわる5つの理由
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1606632/detail
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は4日、前例がないほど強力かつ広範囲な与党の反対を押し切って、とうとう柳時敏(ユ・シミン)議員を保健福祉部長官に内定した。盧大統領はなぜこのような人事に固執したのだろうか。
@レイムダックが怖い‐金完基(キム・ワンギ)大統領府人事首席は同日、柳議員内定の事実を発表する際、与党側の反発について「統治権の基本である人事権を毀損することではないか・・・」と述べた。
任期4年目に入る今年、そうでなくともレイムダック(任期が残り少なく政治的影響力を失った大統領)になる可能性が取りざたされている状況で、最後の砦である人事権まで党に揺さぶられてはならないという判断があるものと見られている。盧大統領は今回の人事が通らなければ、自ら語ったような「植物大統領」になるかも知れないと考た可能性がある。
A柳時敏を救え‐柳議員は盧大統領の「政治的同志」だ。盧大統領は柳議員を政治的に育てる考えもある。
盧大統領が柳議員を「第3の大統領選挙候補」に育てたいのではないか、という話が与党内部でも出始めた。ところが、今回柳議員カードを引っ込めれば、柳議員の政治生命は終わってしまうかもしれない。与党ヨルリン・ウリ党内の盧大統領派にも打撃が大きく、盧大統領としては堪えがたいことだ。
B党なんて大したことない?‐与党議員らの反発は一応深刻だ。しかし盧大統領が「柳時敏長官」を強行しても適切な対処方法がないことも事実。一部議員らの脱党説が出ているが、言うほど甘くはない。
盧大統領に面と向かって脱党を要求するのも難しい。まだ2年あまりの任期が残っているからだ。
盧大統領がこのような党の状況を考慮してゴリ押ししたのだろうという話もある。しかし盧大統領が脱党による政界の変化を触発するなど、他の政治的後続手段をもう講じているのではないかと訝る与党議員もいる。
Cマスコミに対する反発?‐今回の内閣改造について、ほとんどのマスコミが批判的に報道している。柳議員だけでなく丁世均(チョン・セギュン)、李相洙(イ・サンス)氏らをなぜこの時点に入閣させようとするのか、という批判報道も多かった。盧大統領がマスコミに刺激を受けて態度を硬化させたケースは少なくない。
D大統領府の説明‐盧大統領は与党の反発が感情的・情緒的だと見ていると言う。またその背景には与党内の派閥間の対立も影響していると見られ、これを沈静化させるために決断したという。
与党の集団的な反発は「柳時敏氏個人に対するものというより派閥の葛藤から始まった面がある」というのが一部の大統領府関係者の見方だ。また大統領府側は、今年福祉部には年金改革などの難しい懸案が多いことから、こうした分野に専門性がある柳議員が適任だとしている。
朝鮮日報
2006年01月05日10時31分 朝鮮日報 / 提供元一覧