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11/25 08:23 ハルビン一部給水28日再開 ひとまず平静に、河川汚染
【ハルビン(中国黒竜江省)25日共同】中国東北部を流れる松
花江が吉林省の化学工場爆発で汚染された問題で、市内の水道供給
を停止した下流の黒竜江省ハルビン市では、市当局が二十四日、生
活用水向けの給水を二十八日に再開する方針を発表、これを受け市
民生活はひとまず平静さを取り戻している。
国家環境保護総局によると、十三日に起きた爆発事故で、人体に
有害なベンゼンなど汚染物質約百トンが松花江に流入。前後八十キ
ロに及ぶ汚染水の帯は二十四日朝、ハルビン市まで到達した。同市
は松花江からの取水口を閉鎖、市民四百万人への給水を停止してい
る。汚染水がハルビン周辺を通り過ぎるには四十時間程度かかると
みられており、石忠信市長は二十四日、「四日後には水道の供給再
開を保証する」と約束した。
しかし水道管に汚染物質が堆積(たいせき)している可能性もあ
るため、給水再開時は生活用水としてのみ使い、飲用にはしばらく
時間が必要としている。
新華社電によると、黒竜江省の環境保護局は二十五日、ハルビン
を流れる松花江のベンゼン濃度が同日午前六時(日本時間同七時)
の観測で、国の基準の約三十倍に達し、汚染状況がなお深刻である
ことを明らかにした。
上流の吉林省松原市では二十三日まで七日間、給水を停止してい
たが、人的被害は報告されていない。同じ東北地方の遼寧省瀋陽市
が飲料水六万箱をハルビンに送るなどの支援も始まった。
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[2005-11-25-08:23]