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中韓首脳、日本に“正しい歴史認識”求める
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20051116it13.htm
【ソウル=竹腰雅彦】中国の胡錦濤国家主席は16日、韓国を公式訪問し、ソウルの青瓦台で盧武鉉大統領と首脳会談を行った。
両首脳は、小泉首相の靖国神社参拝問題を念頭に、「歴史問題が北東アジア地域の協力と発展に否定的な影響を与えてはならない」との考えで一致し、首相の再度の靖国参拝をけん制した。中国国家主席の訪韓は、95年11月の江沢民氏以来、10年ぶり。
会談後の共同記者会見で盧大統領は「地域の国家は正しい歴史認識を土台に、未来志向の関係発展に共に努力していくべきだ」と語り、名指しを避けつつ、小泉首相の靖国参拝中止を求めた。
中韓両国は、15日に釜山で行われた外相会談でも、日本の指導者の靖国参拝は許されないとの立場を確認しており、歴史問題での中韓共闘を改めてアピールした形だ。
ただ、胡主席は会見で靖国問題への言及を避けた。中国は小泉首相の靖国参拝を理由に、18、19日に釜山で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談に応じない姿勢を示しており、日本側の出方を慎重に見極める構えとみられる。
両首脳は、北朝鮮の核問題について、第4回6か国協議の共同声明の履行に向け、緊密な協力を継続することでも合意した。胡主席は、6か国協議では「持続的に新たな進展を目指す」と語り、朝鮮半島の安定維持に中国が深く関与していく意向を強調した。
両首脳は、外交問題での意思疎通強化のため、外相間のホットラインを設けることにも合意した。
(2005年11月16日21時55分 読売新聞)