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11/11 16:12 再評価めぐり内部に異論か 胡耀邦氏、生誕行事を開催
【北京11日共同】一九八七年に「ブルジョア自由化」放任を批
判され失脚した中国共産党の改革派指導者、故胡耀邦・元総書記は
二十日に生誕九十周年を迎え、中国では記念行事が予定されるなど
事実上の「再評価」が始まっている。
だが八九年四月の死去が民主化運動を鎮圧した天安門事件につな
がる同運動の引き金となった胡氏の再評価は、運動や事件の見直し
にも発展しかねず、指導部内で行事の扱いをめぐり異論が出ている
ようだ。
天安門事件後、同氏関連の公式行事は行われていなかった。中国
の複数の消息筋は、胡錦濤国家主席が記念行事に積極的で「(国民
に)根強い人気がある胡耀邦氏の再評価で知識人層の支持拡大を狙
った」と説明する。しかし温家宝首相ら複数の政治局常務委員が異
論を唱えた。温首相は「(社会の)安定を損なう」と反対し、治安
部門からも異論が出たという。
当初は北京などで記念式典が大々的に実施されるとみられていた
が、今月に入って「小規模かつ目立たない」(中国のメディア関係
者)行事になるとの見方が強まっている。
国務院新聞弁公室当局者は九月「関係部門で記念活動実施を検討
中」としていたが、十一月に入ると「答えられない」と慎重姿勢に
転じた。出身地の湖南省瀏陽市当局者も「関連活動はあると思うが
明らかにできない」と言葉少なだ。
香港紙によると、当初は二十日に北京の人民大会堂で約二千人を
集めて行う予定だった式典は縮小し、日程を前倒しして十八日に実
施する可能性が浮上。胡主席も韓国訪問で欠席する見通しという。
20051111 1612
[2005-11-11-16:12]