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国民中心党、自民連が合党に同意、民主党も巻き込んで第三勢力結集の動き
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弊誌第78号(10月25日発信)で書いた沈太平(シム・テピョン)忠清南
道知事率いる新党・国民中心党と、同じく忠清道を地盤にする自民連の合党が
決定的になった。
忠清道を地盤にする二つの政党が結集したわけだが、これはまだ第一ステージ
だ。第二ステージは、民主党との合党による「百済連合」の実現だ。
「百済連合」で政権を獲った97年大統領選挙の再現を狙った戦略だが、当時
の「百済連合」は、国会で約半数近くを占めた巨大勢力。当時と今とでは状況
が違いすぎる。当時国会で50議席を占めた自民連も、今ではわずか3議席だ。
オーナーの金鐘泌が政界を引退した後は、政界の整理銘柄扱いだ。
そこで新党が狙うのは、韓国サッカー協会会長で無所属の鄭夢準(チョン・モ
ンジュン)議員の取り込みだ。2002年の大統領選挙では、投票日を一時間
前にして盧武鉉候補との選挙協力を破棄するという判断ミスをやらかし、次期
大統領の予約チケットを自ら破り捨てた。いわゆる「2002年ロスタイムで
の自殺ゴール」として語り種だが、慶尚道では一定の人気を誇っている。
沈太平知事、それにかつては大統領ポストにもっとも近い位置にいた鄭夢準、
李仁済(イ・インジェ)の三人が神輿をかついでソウルに攻め上るのが、新党
の描く最終ステージだ。神輿に乗せるのは、高建(コ・ゴン)前総理とみて間
違いない。百済の領地、全羅北道出身で、中道保守の実用主義者だ。新党が掲
げる理念にも合う。何よりも次期大統領候補を問うあらゆる世論調査で独走中
だ。
来年一月の新党正式発足に向けて、忠清道に注目が集まりそうだ。
なお余談だが、合党で消滅が決まった自民連は1995年4月の結党だから、
わずか10年の歴史だ。だがなんと、現存の政党の中では最も歴史が長い政党
だ。韓国の政党は、トップが変わると組織・人事がすべて一新され、党名、党
本部まで変わってしまう。これも儒教の革命思想の影響だ。
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メルマガ「よくわかる韓国情勢」より