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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000218-yom-intより引用
タイ人拉致情報、「妹に違いない」兄が名乗り
【バンコク=太田誠】1978年にマカオで北朝鮮工作員に拉致されたというタイ人女性「アノーチャ・パンジョイ」さんについて、タイ北部チェンマイに住む男性、スカム・パンジョイさん(59)は4日、本紙の取材に応じ、「妹に間違いない」と断言した。
それによると、行方不明の妹は1954年7月生まれで現在51歳。2人きりの兄妹だった。母親は早くに亡くなり、父はつい3か月前、娘との再会を待ち望みつつ97歳で死去した。
妹は学校を出るとバンコクに働きに出、当初は月数回、帰省していた。78年4月、「マカオで働いている。5月にはタイに戻る」という手紙を最後に消息が途切れた。妹の友人に聞くと、「いなくなった。誘拐された」と言われたという。
タイ人拉致被害者については、曽我ひとみさんの夫チャールズ・ジェンキンスさんが10月、本人から、「自分はマカオから78年に連れて来られたタイ人だ」と聞いたことを明らかにした。
85年に北朝鮮の海辺で撮った写真がタイで報道されると、スカムさんは、「写真を見てすぐ分かった」と言う。スカムさんは本紙の取材に対し、「子供のころから彼女を知っている人はみんなそう言っている」と、興奮を抑えきれない様子で語った。すでに家族はタイ外務省に女性の安否確認を求めている。
タイ政府は今のところ、在日大使館を通じて日本政府に情報照会を求めただけ。タクシン首相は3日、「もし情報が本当で彼女が生きているのなら、帰還について北朝鮮と交渉する」と述べ、まずは事実関係確認を急ぐ考えを示した。タイは北朝鮮と国交がある。
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麻生外相は4日の記者会見で、北朝鮮による拉致被害者の中にタイ人がいたとの証言があることに関連し、「主権がおかされているという点に関しては、(日タイ)両国が共同で対応を考えるのは一つの考え方だ」と述べ、今後、拉致問題解決に向け、タイ政府とも連携していく考えを示した。
(読売新聞) - 11月5日0時14分更新