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(回答先: 近代文明人であれば異なる歴史観を共有できるが、中国人や韓国人は異なる歴史観を容認できない 投稿者 TORA 日時 2005 年 10 月 25 日 21:01:13)
もしも韓国または統一朝鮮の領土がかつての渤海国と朝鮮半島を併せた程であったなら、中国やロシアの圧力に充分対抗して独立を確保できるだろう。だが現在の南北両鮮の規模では大国の圧力を押さえ切れない。
将来に韓国がどのような政治体制になるかは分からないが、彼の国が自らの安全を確保しようとするなら、日・米の勢力をむしろ引き込み、自国は天秤ばかりの「支点」の様に中・露・米・日の間に立ってでバランスを取るか、或いはスイスのような武装中立国となるか、二つの方法を予想している。
(ぶっちゃけた話、日本がアメリカの支配を離れて「極東のスイス」になるのも良いかな、と考えている。EU加盟に動いているスイスに代わり核兵器でも破壊できない「永世中立国」の看板を掲げるのは、安全保障としても商売のネタとしても魅力的なのだ。)
だが韓国政府はどの策も取れず、と言うか意見がまとまらず、迷走しているように見える。それと、これはあくまで憶測だが、六カ国協議を含む北朝鮮問題は来年(2006年)末には決着しているだろう。その後をどうするか。
水面下では動いているかも知れないが、準備期間として大事な「今」の時期を韓国は空費しているように思えるのだ。
反対に中国の経済は、着実に北朝鮮内に浸透しつつある。やがて半島の北半分が中国経済圏に取り込まれた時は、韓国はもう身動きが取れなくなる。
20世紀には朝鮮は日本に武力で併合されたが、21世紀には自国を上回る経済力によって中国に併合されるか、または冊封国家になっているかもしれない。
「北東アジアの平和」がこのような形で実現するのでは、彼等のもやるせないだろうが。