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【上海=加藤隆則】24日付上海各紙は「友好の花は常に開き、散らない」などの見出しで、スポーツや芸術、経済活動を通じた日本との民間交流を伝える記事を一斉に掲載した。
小泉首相の靖国神社参拝に反対するデモを力で封殺する一方、メディアを動員して反日感情の悪化を和らげ、経済への影響を極力抑えようとする市当局の意向を反映したものとみられる。
前日の23日には、市共産党委機関紙「解放日報」が一面で、上海駐在日本人のインタビュー記事を掲載しており、市関係者は「市民の目に見える形で日本人の素顔を紹介し、日本への理解を深めてもらう宣伝に力を入れていく」と話している。上海市への外国投資は日本が最も多く、昨年は契約ベースで約15億ドル。市当局は靖国参拝後も、対日経済関係を重視する姿勢を明確にしている。
一方、市当局の反日活動封じは徹底している。中国サイト「愛国者同盟ネット」の副編集長が19日、上海の日本総領事館前で警察に連行されたが、関係者によると、副編集長は同館前でタクシーを降りた途端、小泉首相批判のプラカードを持っていただけで拘束され、「今回は許すが、今度、同じ事をしたら逮捕する」と脅されたという。同サイトには、上海警察の不当拘束に抗議する書き込みもあったが、副編集長の釈放後、削除された。
(2005年10月24日23時22分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051024i517.htm