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10/21 09:46 中国、北朝鮮の施設支援 北東部の鉱山開発や製鉄 インフラ整備
【北京21日共同=磐村和哉】中国の呉儀副首相率いる政府代表
団が今月上旬に北朝鮮を公式訪問した際、北朝鮮有数の重工業施設
が集中する北東部の咸鏡北道での鉱山開発、製鉄、港湾整備の三分
野で支援を提案、原則合意していたことが二十一日分かった。複数
の中朝関係筋が明らかにした。いずれも中国と国境を接する地域に
あり、今後、中国からの投資や企業進出の活性化をにらんだインフ
ラ整備が目的とみられる。
今月下旬とされる胡錦濤国家主席(共産党総書記)の訪朝や十一
月上旬に予定されている核問題をめぐる第五回六カ国協議を前に、
経済関係強化で条件整備を図る狙いも中朝双方にありそうだ。
支援対象は/(1)/北朝鮮有数の鉄鉱石生産拠点の茂山鉱山/
(2)/同鉱山の鉄鉱石を主な資源調達先とする金策製鉄連合企業
所/(3)/日本海に面した貿易港である清津港―の三施設。
支援対象が鉄鉱石採掘から製鉄、さらに輸送のための港湾整備と
一貫していることから、9%台の高い経済成長を続ける中国が北朝
鮮での鉄鋼資材調達を意図している可能性もある。
中国の企業も加わった呉副首相の代表団は訪朝中の十日、北朝鮮
と「経済技術協力に関する協定」に調印しており、三施設の整備は
同協定に沿った経済協力の一環ともみられる。
同筋によると、茂山鉱山は北朝鮮が近年、中国企業の投資を積極
的に呼び掛けており、中国吉林省の企業が採掘施設の近代化に向け
て投資を検討中とされる。
また、清津港は日本海に面しており、中国内陸部から物資の海上
輸送ルートを確保する上で、中国側にも利点があるとみられる。
20051021 0946
[2005-10-21-09:46]