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(回答先: Re: 政治板リンク:「横田めぐみさんの夫は韓国人拉致被害者」(中央日報) 投稿者 gataro 日時 2006 年 4 月 07 日 11:30:18)
女系は、非常に高い確率でルーツの判定が出来ます。母子間では、ほぼ100%の確立と言えます。祖母と孫でも、原理的には100%と言えます。
それに反して、父系はかなりあやふやになります。父子間でも70〜80%くらいじゃないか?と噂されてます。
これは、判定のターゲットにするDNAの違いによります。世間で“DNA”と云われているものは、じつわ二種類ありまして“DNA”と“mtDNA”となります。
で、“DNA”は父親と母親から半分づつもらうのですが、こいつはよく化ける(変異する)のです。
一方、“mtDNA”は母親からのみ伝わります。すべての男女は、“DAN”は父母からの半分づつの“変異の多いDNA”と、母親だけからの“変異が0に等しいmtDNA”を持っています。
だからこそ、“人類のイブ”は推定できても、“人類のアダム”を推定できないのですね。(^^)
キム・ヘギョン氏のDNA鑑定関係の記事を検索して見てください。祖母に当たる横田早紀江氏との血縁関係が証明されたという報道はあっても、祖父横田滋氏との血縁関係が証明されたという報道はないと思います。
つまり、最初から祖父と孫との血縁関係証明をあきらめているのです。というか、祖母と孫の血縁関係証明は、ほぼ100%ですから、必要ないとも言えますが・・・
ということで、今回の報道も断定しすぎだと思います。父子で70〜80%といわれますから、祖父と孫、あるいは叔父叔母と姪の関係では確立はもっと下がるでしょう。
余談>
親子関係のDNA判定は、業者が10万円程度でやってくれますが、あくまで”確率的に**%”という報告書になります。(^0^)