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北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)の楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)・常任副委員長が28日、世界第5位の石油輸出国ベネズエラを訪問しイサラ外務次官と会談、相互に大使館を開設するなど両国関係の強化を目指すことで一致した。ベネズエラ外務省が発表した。
ベネズエラの左派チャベス政権は米国と対立しており、最近は空前の原油価格高騰を背景に、近隣国に原油を低価格で融通し、地域での政治的影響力を強めようとしている。原油を通じ北朝鮮と接近すれば、ブッシュ米政権との関係がさらに悪化するのは確実だ。
ベネズエラは来年1月に平壌に大使館を開設予定といい、楊副委員長は首都カラカスに北朝鮮大使館を開きたいとの意向を表明した。楊副委員長は会談で、ベネズエラの石油資源開発に関心を示し「われわれは(ベネズエラの)経験から学ぶつもりだ」と語った。
チャベス大統領はキューバのカストロ国家評議会議長と親しく、米国の「一国主義」を強く批判。発展途上国同士の協力を通じた多極的世界の実現を呼び掛けている。原油の輸出先の約半分は米国だが、対立の深まりを受け中国など新たな輸出先の開拓に動き、米国は警戒している。
楊副委員長は30日にカラカスで開催される「反帝国主義」をテーマにした国際会議に出席するため、ベネズエラを訪問した。(共同)
(09/29 19:09)
http://www.sankei.co.jp/news/050929/kok097.htm