★阿修羅♪ > 戦争74 > 764.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re:2人のアルカイダはイスラエル人? 投稿者 World Watcher 日時 2005 年 9 月 29 日 19:38:16)
World Watcherさん、こんにちは。レスありがとうございます。
私も捕らえられた諜報工作員2人の写真を見て、ユダヤ系のようにも見えると思っていました。もしこの2人がモサドなどで英軍と共同作戦に従事していた、あるいは独断で活動し捕らえられたのでイスラエルから英軍に緊急の救出要請があった、などということが暴かれたら大変なことになりますね。ただイギリスは顔のバリエーションが多いというか植民地時代からの移民などによりかなり色々な人種や民族がいますから2人の写真からだけではいまいち判断しかねますね。それよりもWorld Watcherさんが紹介された
(http://judicial-inc.biz/Basra_IDF.htm )より引用
>Iraqi Judge has issued an arrest warrant because police say they weren't British
警察が彼ら2人は英国人ではなかったと言ったので、バスラ判事が逮捕状を出した。
中略
>These could be civilian contractors, presumably Israeli, and a Judge Raghib al-Mudhafar, has issued an arrest warrant.
彼らはたぶんイスラエルに雇われた民間請負契約者であり、判事ラギブ・アル・ムダファはすでに逮捕状を出した。
後略
のような情報がもっと出てくるとよいですね。バスラ警察は2人をじかに取り扱う中で、もし彼らがユダヤ系だったらかなりの確信をもって気づくはずと思います(それほど優秀なスパイではないようなので、話し言葉や尋問の内容などから)。しかし確信があるのならもっと大騒ぎになってもいいような気もしますし... 。どうなんでしょうかね。いずれにしてもより詳しい情報が発表されるのを期待したいです。
また、この2人がたとえイスラエル人でなかったとしても、ユダヤ系の英国諜報員であるとか、モサドと繋がりのある英国諜報員であるとか、イスラエルで訓練を受けたとか、何らかの形でイスラエルが関与している可能性はいくらでもあるような気がします。
The Timesなどのメディアは英国の諜報工作員の謀略テロ未遂から注目をそらし
【バスラ警察 ― シーア派武装勢力 ― ヒズボラ ― イラン】
という線を宣伝しようとしていますが、状況を知れば知るほどそこからは逆に、
【偽アルカイーダ ― ザルカウィの幻影 ― 米国&英国諜報部 ― イスラエル】
という別の線が浮かび上がってきて仕方ありません。
その理由は、近頃のイラク情勢をめぐる一連の流れです:
1.最近、日本政府に英豪から来年の前半のうちにイラクから撤退するための打診があった。
(イラクで蒙った米国の被害は、一般に伝えられていない部分がかなり甚大にのぼり、いよいよ持ちこたえられなくなったので、米英で内密に撤退の方向が定められたのだろう。)
↓
2.タル・アファルの包囲攻撃に見られるような、破れかぶれの掃討作戦
(撤退するにしても、できるだけ軍事的・政治的影響力を残したいので、アルカイーダやザルカーウィの幻影をちらつかせ、「テロとの戦い」の名のもとにレジスタンスに対し非道かつ無差別な掃討作戦を行い、弱体化を図っている。)
↓
3.CIAが作り出したエージェントまたは幻影であるザルカウィがシーア派に宣戦布告!
(掃討作戦だけではイラク各地で頻発するレジスタンスの抵抗を抑えきれないと悟った米英は、ついにイラクを3分割する策動を開始した。これはイスラエルが1980年代から想定してきたひとつのシナリオでもある。3分割してしまえば脅威は減り、影響力も行使しやすく、資源も搾り取りやすい。)
↓
4.バグダッドのシーア派地区で不可解なテロ多発
(ザルカウィの幻影がスンニ派を代表するような、ワケの解らぬ強引なイメージで、バグダッドのシーア派地区などで相次いで米英またはモサドらしきインチキ無差別テロが発生。これはレジスタンスの評判を貶め民衆からの支持を削ぐという目的をもっていると同時に、イラク3分割のために内戦を引き起こすための策動である。)
↓
5.バスラで英国の諜報工作員2人が謀略テロ未遂で現行犯逮捕
(他の都市のシーア派地区などで何度も偽テロをやったが、米英の予想に反してスンニ派とシーア派は冷静なので、ついにイラク南部のシーア派の中心都市バスラでインチキ無差別テロを敢行した。しかしバスラ警察に発覚して逮捕。もし仮に成功していたら、「ザルカウィ」からの犯行声明が出ていただろう。)
↓
6.英軍は正規軍で拘置所を襲撃し諜報工作員2人を奪回した
(これだけ必死になって救出に動いたのは、よっぽと尋問で喋られてはまずいことがあったのだろう。特に2人の正体と、活動の内容に関して。)
↓
7.英国とメディアは諜報工作員から注意を逸らし、イランとヒズボラへ非難の矛先を向けた
(米英の思い通りにならないバスラ警察に逆ギレ。内部に犯罪集団が巣食っていると言い掛かりをつけ、バスラ警察全体を解体し服従的な組織に作りなおす事を企むと同時に、イラクを3つに分断した後のことを考え、同じシーア派のイランをけん制。それにしてもイランとヒズボラが焦点になるところに、また何となくイスラエルを連想してしまう。
↓
8.英国の諜報工作員2人はSAS隊員という見方から、SRR(特殊偵察隊)所属という説が浮上
(SRRは北アイルランドにおける工作活動の流れを汲み、ロンドン7・7でブラジル人青年殺害事件にも関与していた。イスラエルで訓練を行い、即射殺のセオリーを学んだといわれる警察部隊と連携していたとのこと。)
米英諜報部とモサドの緊密な関係は今に始まったことではありませんが、最近では警察部隊の交流も盛んなようで、テロ対策・対テロ戦術を学びに米英から多くの人員がイスラエルに訓練に出掛けているようです。
Israeli Experts Teach Police On Terrorism : Training Programs Prompt Policy Shifts
WashingtonPost
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/06/11/AR2005061100648.html
JINSA
http://www.jinsa.org/articles/articles.html/function/view/categoryid/2168/documentid/3020/history/3,2359,2166,2168,3020
実際に学ぶことといったらイスラエルがパレスチナ民衆に対して長年おこなってきた、暴動鎮圧や不当逮捕、予防殺人、爆発物処理(あるいは設置?)などだと思われます。
バスラで謀略テロ未遂で逮捕され、その後英軍によって奪回された2人はそのまま雲隠れしてしまいました。英国当局やメディアはこの2人の正体と、爆発物と起爆装置を積んだ車について釈明するよりも、バスラ警察から武装勢力、イランへの線を強調し、論点をすり替えようとしています。「対テロ戦争」という口実のもとに各国で盛んになってきた軍と諜報部と警察の連携、そして米英とイスラエル間の軍事、情報、警察交流を思えば、謀略テロ未遂の2人の正体には、やはり何らかのイスラエルがらみの要素があるような気がします。