★阿修羅♪ > 戦争74 > 751.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 「TVウワサの真相」第7回放送 テーマ「混迷イラクを操る影」 投稿者 レイ 日時 2005 年 9 月 29 日 23:00:04)
最近、イラク情勢が不透明化していることへの批判から、ブッシュ政権の母国での支持率が急激に下がっている。ゆえに政権としては一刻も早くイラクを平定せんと試みているのであろうが、しかし一方で、この混乱を大歓迎している輩もいる。
それはもちろんイラクのレジスタンスや、イスラム過激派の武装組織であるが、もう二つ、イスラエルと石油メジャーもこの混乱を大歓迎しているということを忘れてはならない。
イスラエルの宿敵イラクはいまや大分裂状態に突入し、しかもその一部、クルド勢力はモサドと協力関係にあるとされる。この状況下ではテルアビブに科学弾頭付スカッドミサイルが飛んでくる可能性はもはやゼロ。しかもクルド勢力と組めば敵国シリアをはさみ撃ちにする態勢をとれる。これはシリアには相当な圧力となろう。
またもう一つの敵国、イランにも武装勢力相当の名目でイラクに駐留する米軍が「無料」で圧力をかけてくれている。こんな願ったりかなったりの状況があるだろうか。
一方、石油メジャーも中東情勢の悪化と第三世界での需要の増加を受けて値上がりする原油価格の恩恵を十二分に受けている。イラク情勢悪化で逆に過去最高益をあげているメジャーもあるのだ。「イラクのパイプラインがレジスタンスにより爆破」というニュースが逆に彼らに富をもたらしている。
もし、私がイスラエルの指導者、あるいは石油メジャーの関係者ならこの好都合な状況を長く続かせることを望むだろう。その為には何ができるか。
米軍に勝たない程度、しかし負けて消滅しない程度に各武装勢力への武器及び資金の供給、あるいは更なる混乱を狙って戦火をイランにまで広げるか。あるいはそのどちらも実行するか。そういうところではないか。