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分離フェンス(中央)によって隔てられたハブラ(左・パレスチナ人地区)とマタン(右・ユダヤ人地区)=中村光一撮影
Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000518-yom-intより引用
分離フェンス空撮、イスラエル軍が異例の許可
【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル軍は26日、一部の外国報道機関に、ヨルダン川西岸で建設を進める「分離フェンス」について上空からの取材を許可した。フェンスの空撮が認められるのは異例だ。
民間団体がチャーターしたヘリに乗り、フェンスの建設状況を見た。テルアビブの空港を飛び立ち、わずか5分で、西岸北部のパレスチナ自治区カルキリヤ近郊に到達した。カルキリヤやその南方のパレスチナ人の町ハブラの周囲を、フェンスがぐるりと取り囲む。「フェンスがなかったら、パレスチナ過激派がここからテルアビブまで車で10分で到達できる」とイスラエル人操縦士は説明した。
フェンスの建設は、過激派の侵入防止を目的に2002年に始まり、全長約700キロのうち、これまでに200キロ余りが完成した。同年に56件を数えた過激派による自爆テロは年々減少し、今年は現時点で3件のみ。同国軍は「フェンスによる抑止効果だ」と強調する。
しかし、フェンスはイスラエル本土と西岸の境界(1949年の休戦ライン)の東側に蛇行、至る所でパレスチナ人の生活圏を分断し、人権団体によると、土地収奪など被害を被る住民は約50万人に達する。
(読売新聞) - 9月28日0時24分更新