★阿修羅♪ > 戦争74 > 667.html
 ★阿修羅♪
Re: 日本版MI6創設へ 
http://www.asyura2.com/0505/war74/msg/667.html
投稿者 World Watcher 日時 2005 年 9 月 27 日 10:36:01: DdDUJ9jrxQIPs
 

(回答先: 米英を内側から崩壊させたい人々 『田中宇』 投稿者 World Watcher 日時 2005 年 9 月 27 日 10:23:32)

対外情報機関設置を提言 有識者懇、英MI6「参考」に
2005年09月14日11時56分

 今年4月から協議を続けてきた町村外相の私的懇談会「対外情報機能強化に関する懇談会」(座長・大森義夫元内閣情報調査室長)が報告書をまとめ、外相に提出した。英国の秘密情報機関「SIS」を念頭に「特殊な対外情報機関」を外相の下に設置するよう求めている。

 現在、外務省では、国際情勢に関する情報の収集と分析、調査のために国際情報統括官をトップとする組織があり、各地の大使館員らが日々の活動を通じて情報収集する体制になっている。

 報告書は、現状について「不十分と言わざるをえない」と指摘。専門的な教育や訓練を受けた「情報担当官」を大使館などに配置し、「情報収集活動に特化した活動を組織的に行っていく必要がある」と提言している。

 さらに、「場合によっては通常の外交活動と相いれないものがある」と踏み込み、「特殊な対外情報収集活動を行う固有の機関」を外相の下に置くのが妥当だとしている。この中で、英国の秘密情報機関「SIS」にも言及し、「わが国としても参考になる」と位置付けている。

 SISは「MI6」とも呼ばれる秘密情報庁で、機構上は外相のもとに置かれている。海外でのスパイ活動などを展開していると見られるが、活動内容の詳細は不透明な部分が多いとされる。

 また、報告書は、国内の法制度についても「秘密保全に関する法体系が未整備」と批判。「秘密に接する者」を対象に「法的義務を課す制度の確立」などを提言した。

 懇談会は、拓殖大海外事情研究所の森本敏所長や江畑謙介客員教授ら5人で構成されている。
http://www.asahi.com/politics/update/0914/006.html

外相は日本に「テロ組織」を設置するのか?

By StrangeLove

情報の収集と分析は重要である。国であろうと、会社であろうと、市民団体であろうと、あるいは個人であろうとかわりはない。

ところが、日本では「左右」を問わず、情報を軽視する傾向がある。旧日本軍が情報を軽視していたことは有名な話だが、イラク攻撃前に浮かれていた、戦争ゲームと本当の戦争との区別がつかない永田町の「戦争オタク」も同類である。

だからといって、英国の情報機関SIS(通称MI6)を念頭においた「特殊な対外情報機関」を外務大臣の下に設置するなどという話は論外である。SISの少なくとも一部は「テロ部隊」とも呼べる活動をしていることは公然の秘密で、1950年代にはCIAと共同でイランの民族主義政権をクーデターで倒している。

また、このクーデターより少し前、SISとCIAはヨーロッパで左翼勢力の壊滅を目指す目的で極秘部隊「グラディオ」(あるいは、それに類する部隊)を設置している。このテロ部隊の存在は1990年、イタリア政府が確認している。

ここで詳しくは説明しないが、1960年代半ばから1980年頃にかけてイタリアで爆弾テロを実行したり、クーデターを計画したのはこの組織である。1960年代にフランスのシャルル・ド・ゴール大統領暗殺を計画したOASもグラディオにつながっていると信じられている。

アメリカの破壊工作部隊OPC(当初は国務長官、日本で言えば外務大臣の下に設置されていた)はCIAの内部に入り込み、CIAを隠れ蓑にしてきた。「安全保障」を理由にして自分たちの「テロ活動」に関する情報が外に漏れないようにする努力も続けている。(それでも漏れているが)

情報機関を設置する場合、絶対的に必要なことは「情報の開示」なのである。「秘密保全に関する法体系」は強大な「テロ組織」を生み出すことになりかねない。

なお、アメリカやイギリスの情報機関が何を行ってきたかに興味のある読者には、近く三一書房から刊行される『テロ帝国アメリカは21世紀に耐えられない:アメリカによるテロの歴史』を推薦する。

【マスコミが報道しない事実を伝える無料メールマガジン】

 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ       HOME > 戦争74掲示板



  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。