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09/22 21:19 キルギスで有力議員射殺 拉致邦人解放の立役者
【モスクワ22日共同】キルギスの首都ビシケクで二十一日夜、
昨年三月のアカエフ政権崩壊の際に中心的役割を果たした実業家で
有力議員のバヤマン・エルキンバエフ氏(38)が何者かに射殺さ
れた。同氏は一九九九年、キルギス南部で日本人鉱山技師四人がイ
スラム武装勢力に拉致された事件でも、解決に重要な役割を果たし
た。
同氏は昨年三月には南部の主要都市オシなどで反政府集会を先導
し、政変のきっかけをつくった。一方で、麻薬などの闇ビジネスに
もかかわっているとされ、今年四月にも同氏に対する暗殺未遂事件
が起きていた。
地元情報筋によると、同氏の射殺を受け、支持者らによる治安機
関に対する抗議行動や麻薬密売組織間の抗争が激化し、南部が不安
定な状況に陥る可能性もある。
同氏は日本人技師拉致事件では、キルギス政府の依頼により武装
勢力側と交渉、拉致された四人を隣国タジキスタン北部で引き取る
など水面下で重要な役割を果たした。
20050922 2119
[2005-09-22-21:19]