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□特集:イギリス軍が戦車で牢破り [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2005/09/20(火)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆特集: イギリス軍が戦車で牢破り
・イラクの現政府に主権は移譲されているのか?
・戦車から逃げだす兵士が炎に包まれた写真 ロイター
・特殊部隊員の「任務」はテロ?
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☆★イラクの現政府に主権は移譲されているのか?
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●イギリス軍がイラクの監獄から2人を解放
BritishSoldiersFreeTwoFromIraqJail
ガーディアン 2005年9月20日
http://www.guardian.co.uk/worldlatest/story/0,1280,-5289235,00.html
バスラ発、AP通信:
イギリス軍の装甲車がこのイラク南部の都市にある中央刑務所の壁を
破壊し、2人のイギリス兵を助けだした。伝えられるところでは、2人はイ
ラク人警官2人を銃撃して逮捕された秘密任務の特殊部隊員だった−−
目撃者が証言した。しかしロンドン(=イギリス政府)は交渉によって2人
が解放されたと発表した。
混乱のなかで事件をめぐってさまざまに異なる話が現れているが、この
事件は、2004年夏に暫定イラク政府へ米軍の指揮する暫定統治評議
会から主権移譲されたなかで、イラク当局に実際のところどれほどの主
権が与えられているかという問題を浮かび上がらせることになった。
19日に2人のイギリス兵が逮捕されたことはまったく初めてのケースで
あり、その主権がどの程度のものかを公(おおやけ)にテストするものだ
った。イラクの当局はイラクの領土で作戦任務についている米軍兵士を
逮捕したケースはこれまで一つも知られていない。
バスラ州知事であるモハンメド・アル・ワイリはイギリス軍が刑務所を襲
撃したことを「野蛮で無責任な」行為だと非難した。
「ヘリコプターの支援を受けて10台以上の戦車でやってきたイギリス軍
が中央刑務所を攻撃し、破壊した。これは無責任な行為だ」とアル・ワイ
リは指摘し、イギリス軍が囚人を知らない場所に連れ去ったとつけ加え
た。
イギリス軍の特殊部隊が内部に突入して仲間を救ったさい、約150人
の囚人も逃亡した−−バスラ刑務所から道路を隔てたところに住んでい
るイラク人テレビ・カメラマンであるアクィル・ジャッバルが語った。
19日遅く、イギリス国防相は2人のイギリス兵は交渉のあとで解放され
たと発表した。広報官は軍事行動によって解放されたことを示唆する情
報を持っていないと述べた。
・・・
石油の街バスラにおける今回の事件は、19日早朝に始まり、地元の
行政当局が2人のイラク人警官(1人は死亡)を銃撃した件で2人のイギ
リス兵−アラブの衣装をまとった特殊部隊員−を逮捕したと発表した。
そのあと、イギリス軍の装甲車が2人のイギリス兵が収容されている刑
務所を包囲した。
ペルシャ湾にあるアラブ系衛星放送のカメラマンは2人の写真を公開し
た・・・
刑務所の外では、包囲したイギリス軍の装甲車を怒った抗議者が攻撃
し、道路上で乱闘が発生した。混乱のなかで、1人のイギリス兵が燃えて
いる兵員輸送車から逃げだそうする姿と投石する暴徒が目撃された。
イギリスの通信社プレス・アソシエイションは、この衝突で3人のイギリス
兵が負傷したと伝えたが、生命にかかわるものではないと発表した。
夜になって、10台のイギリス軍装甲車が刑務所に戻ってきて、壁を突
き破り2人の拘束者を逃した。AP通信記者は装甲車が刑務所に突入す
るのを見た。
目撃者と関係当局者はイギリス軍が「戦車」を使ったと証言したが、車
両が主力戦車チャレンジャー2なのか、兵員輸送兼戦闘車両である装甲
車なのかは明らかでない。
・・・
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☆★戦車から逃げだす兵士が炎に包まれた写真 ロイター
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●ロイター写真ニュース 2005年9月19日
http://photos.reuters.com/pictures/
2005年9月19日、イラク南部のバスラ市での銃撃事件後、炎に包ま
れた戦車から飛び降りようとするイギリス兵士。バスラでは19日、イラク
当局が市内で警官を銃撃した2人のイギリス兵を拘束したと発表し、憤激
した群衆が火炎ビンと石をイギリス軍の戦車に投げつけた。この衝突で2
人のイラク人が死亡したと内務省当局者が発表した。
※次のCNNにも戦車らしき写真。戦車上で火に包まれた兵士の話も。
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☆★特殊部隊員の「任務」はテロ?
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●CNN: イラク当局者、イギリス兵は牢を破って逃げた
2005年9月20日
http://edition.cnn.com/2005/WORLD/meast/09/19/iraq.main/index.html
バグダッド発、CNN:
バスラで19日、戦車にエスコートされたイギリス軍の装甲車が拘置所
に突入し、警察に捕らえられていた秘密任務の兵士2人を助けた−−イ
ラク内務省の当局者がCNNに語った。
・・・ ロンドンで発表された声明では、リード(英国防相)は2人は拘束さ
れた理由を説明しなかった。しかしイラクの当局者が匿名(とくめい)でC
NNに語ったところでは、彼らの逮捕はその日早くに起こった事件に起因
していた。
その当局者は、アラブの衣装をまとった2人の身元不明の武装した男
(訳註:gunmenしばしば武装勢力と訳されるこの言葉を日本のメディアは
イギリス兵に使うだろうか?)が、バスラ中心部で一般市民に発砲を始
め、交通警官を含む数人を負傷させた。その時点では死者はなかった。
武装した2人は現場から逃げたが、捕まって尋問を受け、「特別の治安
任務」を遂行しているイギリスの海兵隊員だと認めた−−その当局者が
語った。
イラク当局がイギリス軍司令官に男たちを警察に拘束していると知らせ
た約3時間後、イギリス軍が救出作戦を展開した−−上記当局者の話。
イラク人警察は、イラクの民兵組織であるマフディ軍のメンバーが施設
を包囲するイギリス軍と交戦し、兵員輸送車と装甲車を焼き払ったと語っ
た。
ビデオには、数十人のイラク人がイギリス軍の装甲車を取り囲み、火炎
ビンや石などを投げている場面が映っていた。
1台の車両が炎に包まれ、兵士がハッチ(蓋状の出入り口)を開けて出
てくると、彼に石が投げつけられた。別の写真は、戦車の上で炎に包ま
れた兵士の写真を写していた。
・・・ (略)
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