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(回答先: 英軍、拘束の兵士2人を奪還=戦車で警察本部突入−イラク南部バスラ(時事通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 9 月 20 日 11:41:59)
イラク南部バスラで炎上する英軍の戦闘車両に向かって棒を振る男性=AP
朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/0920/009.htmlより引用
英軍が突入、イラク警察に拘束の英兵2人を脱出させる
2005年09月20日11時28分
イラク南部バスラで19日、英軍部隊がイラク警察の拘置所に突入し、イラク警察に拘束されていた英兵2人を脱出させた。AP通信などが報じた。拘置所を包囲した英軍部隊に対し、怒った群衆が石や火炎瓶を投げつけ、英軍の戦闘車両2両が炎上、英兵3人が負傷したという。
AP通信は、英軍と群衆との間で銃撃戦が起き、イラク人2人が死亡、15人が負傷したと報じている。
きっかけは「英特殊部隊の隊員」とされる2人がイラク警察に拘束された、とする19日朝の情報だった。2人はアラブ人に扮して情報活動をしていたが、イラク警官2人に発砲、うち1人を射殺したとの容疑がかけられたという。衛星テレビ局アルジャジーラは、後ろ手に縛られた英兵とみられる男性の姿や、群衆の攻撃を受けて炎上する英軍の戦闘車両の様子を放映した。
英軍は、2人が拘束された拘置所を包囲。その直後、群衆が英軍を取り囲んで衝突した。夜に入って英軍は、歩兵戦闘車など戦闘車両10両を投入して拘置所の壁を破壊。隊員2人を取り戻した。AP通信によると、英国防省報道官は「2人は交渉で解放された」としたが、拘置所で衝突があったことは否定しなかった。
拘置所近くに住むイラク人のテレビカメラマンはAP通信に対し、英軍の突入の際、拘束されていた囚人150人が逃げ出したと伝えている。
地元では、英兵2人をイラクの司法手続きで裁くべきだとの声があがっていた。AFP通信によると、リード英国防相は「イラク警察に拘束された英軍人2人は釈放された」「バスラは現在、落ち着いている。騒乱が起きた原因は不明」と述べている。
英軍の実力行使に対し、アルワイリ・バスラ州知事は「野蛮で無責任なやり方だ」と英軍を厳しく非難。イラクの主権を無視するかのような英軍の行動は、今後、問題となりそうだ。
英軍は8500人がイラクに駐留。バスラや自衛隊が活動するサマワなど、南部の治安維持を担当している。バスラでは18日にも、シーア派強硬指導者サドル師派の民兵組織マフディ軍兵士約200人がデモを強行。市中心部の道路を封鎖し、英軍とイラク治安当局に拘束された同派指導者の釈放を要求した。