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イラン新大統領:「単独行動主義は国連の否定」と対米批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050915k0000e030040000c.html
【ニューヨーク高橋弘司】国連総会特別首脳会合初日の14日、イランのアフマディネジャド新大統領が国連本会議場で演説し、「単独行動主義を受け入れることは国連の否定だ」などと強調、明らかな対米批判を繰り広げた。6月の大統領選挙で当選し、先月就任したばかりの同大統領は、国際社会が注視する核開発問題には言及しなかったものの、「保守強硬派」の立場を鮮明にした国連デビューとなった。
大統領は国連のあり方に言及し「単独行動主義の受容は国連やその存在理由の否定である。だからこそ国連は邪悪な病と闘うべきだ」と、明らかな対米批判を行った。
その上で「単独行動主義や大量破壊兵器の使用、さらには市民に対する破壊的な戦争が強いられ、国連の歴史的責任は倍増している」と強調。さらに「過去の戦争屋的な傾向である先制的な方法を許すことは国連の基盤や憲章の精神とは相いれない」と述べた。これは「先制攻撃論」を掲げ、国連安保理の承認を得ないままイラク戦争開戦に踏み切ったブッシュ米政権の政策に疑問を投げかけたものといえる。
一方、大統領は「ホスト国は特権を享受すべきでない。国連本部は全加盟国が容易に近づける場所でなければならない」と述べた。首脳会合直前に開かれた「第2回世界議長会議」に出席予定だったイランの国会議長が、米国のビザ(査証)取得が遅れたとして出席を断念したことを指した発言といえる。
毎日新聞 2005年9月15日 10時49分