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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2005/09/15
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/106428658?page=1#106428658
2005/09/17 (土)
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イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 転送・転載可
編集・発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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※ 今日紹介する主な内容 ※
2005年9月15日付
◇イスラム法学者協会がザルカウィの「シーア派への全面戦争」を非難
◇レジスタンス組織も「シーア派への全面戦争」呼びかけを非難
◇ラマディ駐留米軍にレジスタンスが大規模攻撃
◇ヒート: 米軍将校が民家でイラク人女性56歳を射殺
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◆イラク・レジスタンス・レポート 9月15日 木曜
◆Iraqi Resistance Report for events of Thursday, 15 September 2005
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http://www.albasrah.net/en_articles_2005/0905/iraqiresistancereport_150905.htm
★バグダッド Baghdad
◇イスラム法学者協会がサルカウィの「シーア派への全面戦争」を非難
The Association of Muslim Scholars of Iraq denounces
Abu Mus‘ab az-Zarqawi’s call for “total war” against Shi‘ah population.
イラクにおけるスンニ派の宗教権威であるイスラム法学者協会は、15日
に声明を発表し、イラクのシーア派への「全面戦争」というザルカウィの宣
言を非難した。
イスラム法学者協会はその声明において次のように述べた。
「幾つかの衛星テレビがザルカウィの音声を放送し、そのなかで彼はタル
アファルでスンニ派教徒が殺されたことへの復讐(ふくしゅう)として、シ
ーア派に対する全面戦争を宣言した。」
「政府がアメリカの祝福を得て続行しているあからさまな宗派至上主義の
政策は、イラクのシーアの罪ではない。彼らはタルアファルその他の諸都市
に対して政府軍が遂行している攻撃に責任はなく、平和的に生きる人々に対
するテロリストの犯罪にも彼らは責任がない。罪のある者ではなく罪のない
者に復讐するということが、どのような宗教的基礎のうえに受け入れられる
というのか? 罪なき人々がどうして犯罪者の罪をかぶせられるのか? 広
く知られているイスラムの聖なる法の原則は、『みずから負うべき苦しみに
耐える魂は、他人の負うべき苦しみに耐えることであってはならない』(コ
ーラン第6章)。」
「この種の布告を出すさいに感情的な復讐心や怒りに支配されることは、
神の法に照らして、誰が望むのであれ正しいものではありえない。この種の
危険な宣言は、祖国(=イラク)を分裂させ国民同士の内戦に火をつけよう
として、占領勢力こそが最も望んでいることである。それは暫定政府(移行
政府)の望みをかなえるものでもあり、テロリストの方針のためにすべてを
失うことになる。」
イスラム法学者協会は結論として、そのような脅迫を撤回することをザル
カウィに求めた。なぜならば、それは祖国を無実の国民同士の流血においや
ると同時に、ジハード(聖戦)のイメージを汚(けが)し、イラクにおける
レジスタンスのジハードが成功することを妨げるだけだからである。
★アンバル州 Al-Anbar Province
◇レジスタンス組織も「シーア派への全面戦争」呼びかけを非難
Iraqi Resistance organizations denounce call
by Abu Mus‘ab az-Zarqawi for “total war against the Shi‘ah population.”
レジスタンス運動のなかでも愛国的でイスラム的な潮流を代表し、よく知
られたグループでもあるイラク・レジスタンス組織は、15日にアンバル州
で宣言文を発表し、イスラム原理主義のアルカイダを率いると言われるザル
カウィによる「シーア派に対する全面戦争」の呼びかけを拒絶した。
レジスタンス組織は「呼びかけに応じなかった」ことを明確に示した。
アンバル州に駐在するイスラム・メモの通信員は、レジスタンスによる宣
言から次の一説を紹介した−−「イラク・レジスタンスの目的は占領勢力の
追放である。」
レジスタンスの宣言文は、「レジスタンスが攻撃の目標と方向を設定して
いるのは、占領勢力およびその手先であって、それ以外の何者でもない。シ
ーア派を殺せと言う呼びかけは、あらゆるイラク人、スンニ派、シーア派を
焼き払う炎に等しい」と述べた。
このイラク・レジスタンスの宣言文は、ムハンマド第1軍、イスラム軍、
アル・カカ旅団、イラク・ムジャヒディン軍、ナシル・サラハディン旅団に
よって署名されていた。
◇ラマディ駐留米軍にレジスタンスが大規模攻撃
Resistance mounts major attack on US forces in ar-Ramadi Thursday morning.
15日午前10時25分に届いた速報において、イスラム・メモは次のよ
うに報じた−−イラク・レジスタンス勢は、この記事が書かれている時、イ
ラク西部にあるラマディ市内で最大規模の軍事作戦を展開中である。
ラマディ市中心部にいるイスラム・メモの通信員は、非定型兵器で完全武
装した100人以上のレジスタンス戦士が、スフィヤ地区の17通りと20
通りで米軍と交戦中だと報告してきた。その戦闘の結果、上空高くたちのぼ
った何本もの煙がその地域全体をおおった。
同通信員は2台のハンビーが米兵の死体を乗せたまま炎上しているのが見
えたと伝えた。
数台のヘリコプターとともに米軍機が上空に飛来したが、レジスタンスと
接近戦を展開している自軍への同士討ちを恐れて、標的を定めることができ
ないでいた。
◇ヒート: 米軍将校が民家でイラク人女性56歳を射殺
American officer shoots 56-year-old Iraqi woman to death in her home early Thursday.
米軍が15日朝の探索で、56歳のイラク人女性を射殺した。
ウンム・ハタブの息子が、米軍は毎週のこととして、15日の朝にその地
域の住宅街を急襲したと話した−−ヒート市にいるイスラム・メモの通信員
が伝えた。「家族のうち3人が仕事に出かけているあいだに、彼らはわが家
を襲ってきた」とウンム・ハタブの息子が語った。
「家にいた女たちがベールとスカーフを着けるので、中に入るのをちょっ
と待ってくれと母さんが米軍将校に求めたのに、将校はそれを拒否して、彼
と部下が家に押し入り、母さん(ウンム・ハタブ)を脇に押しやった。それ
で彼女が将校の顔にツバを吐いて侮辱したところ、ソイツが胸に4発も撃っ
たんだ。即死だった。」
ラマディ病院の関係者は、4発の銃弾がウンム・ハタブの体に入っていた
と話した−−同通信員が伝えた。目撃者は彼女の家から銃声が聞こえたが、
米兵が立ち去るまで中で何があったのか見に入ることができなかったと証言
した。それでも米兵たちは発砲のあとフル・スピードで慌てて立ち去って
いった、と彼らは述べた。
★アンバル州 Al-Anbar Province
◇レジスタンス組織も「シーア派への全面戦争」呼びかけを非難
◇ラマディ: 米軍にレジスタンスが大規模攻撃
◇ 同 : 米軍が民家爆撃、女性と子どもど6民間人死亡
◇ 同 : パトロールの米兵4人死亡
◇ヒート: 米軍将校が民家でイラク人女性56歳を射殺
◇ファルージャ: 道路脇爆弾で米兵2人死亡
◇アブグレイブで自動車爆弾、米兵5人死亡
★バグダッド Baghdad
◇イスラム法学者協会がサルカウィの「シーア派への全面戦争」を非難
◇アメリカ兵がパレスチナ人を射殺
◇アル・ジハード地区で高性能爆弾、米兵6人死亡
◇グリーンゾーンに120ミリ迫撃弾5発、レジスタンスが撃ちこむ
◇ドーラ地区: 内務省治安部隊の35人が自動車爆弾の犠牲
◇ 同 : 国家警備隊の10人が自動車爆弾で死亡
★ニネベ州 Ninwa Province
◇タルアファル: 米軍攻勢が緩み、一般市民の拘束増える
◇モスル: レジスタンスの自動車爆弾で米兵5人死亡
★タミン州 At-Ta’mim Province
◇キルクーク: 道路脇爆弾で米兵2人死亡
★ナジャフ州 An-Najaf Province
◇シーア派序列3位の人物が暗殺される
★バスラ州 Al-Basrah Province
◇バスラ: ファウ岬でイギリス兵3人殺される
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イラク・レジスタンス・レポート
日本語版:http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
イラク情勢ニュース(URUK NEWS)の重要な構成部分です。
英語版:http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
Iraqi Resistance Report :
Translated and/or compiled by Muhammad Abu Nasr,
member, editorial board, the Free Arab Voice
イラク情勢ニュース URUK NEWS
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/
メール宛先: uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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