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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(14日)ガザの無政府状態は改善の傾向が見えず
★(15日)ハマスが大集会でイスラエル殲滅を宣言
★(16日)シャロン首相の国連演説に内外から賞賛
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2005年9月14日(水)
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*ガザとエジプトの国境地帯ではまだ自由通行状態が続いており、武器
や過激派がエジプトからガザに流入の恐れ。ハマスはフェンスを爆破
して大穴をあけたが、自治警察は黙認している。(P,H,I)
*ガザではまだ治安が回復せず略奪が横行。高価なハイテク温室も使用
不能の恐れ。温室はガザ復興を願う米国のユダヤ人の援助で入植者か
ら買い上げられ、使える状態で自治政府に寄贈された。(H,I,P)
*英国では国防軍幹部に対する更なる刑事告訴が進行中。外国で発生し
た事件を裁ける法制度はナチスの逃亡者訴追にも利用されたが、今や
反イスラエルの政治的道具と化しており、対策は難しい。(P,H,I)
*ガザ撤退は和平交渉再開のきっかけになると訪米中のシャロム外相が
発言。しかし、アッバス議長のテロ対策は不十分だと語った。(H)
*ガザの入植地跡に自治政府が暫定アラビア名。武装勢力は自派の殉教
者の名前をつけるよう要求しており、正式名の決定は難航か。(P)
*ヘブロン近郊で数百人のパレスチナ人が国防軍の車を投石などで襲撃。
兵士はゴム弾などで防戦し、パレスチナ人1人が死亡した。(P)
*アラブ系市民の将来の地位を考えるための国会委員会が、アラブ系市
民の町サクニンで特別開催。しかし、10人のアラブ系議員のうち出
席したのはたった1人で、主催者からは失望の声が出た。(P)
*国際赤十字にマーゲンダビド社が加入する交渉は大詰め。赤十字と赤
新月の他の選択肢として赤い四角のマークを制定し、その四角の中に
は各国の好きな紋章を入れられるとの妥協案が浮上している。(P)
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2005年9月15日(木)
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*シャロン首相が米国でブッシュ大統領と会談。ブッシュ大統領はシャ
ロン首相のガザ撤退を賞賛し、イスラエル国民はシャロン首相のよう
な強い指導者を求めていると語った。(H,P,I)
*エジプトとガザの間はまだ自由通行状態。エジプト側から大量の武器
がガザに流入し、ガザでは武器の闇価格が暴落。弾薬の値段はわずか
6分の1に。アルカイダがガザに侵入する可能性も高い。(P,H,I)
*自治政府主催による、イスラエルのガザ撤退記念式典を、ハマスなど
の武装勢力が妨害。出席できなかったアッバス議長は「これ以上、無
政府状態は許容しない」と強い姿勢で臨む決意を示した。(P,H,I)
*ハマスが火曜夜に行った記念式典には数万人が参加。ハマスの指導者
ザハルは「エルサレム、ハイファ、ヨッパを解放するまで自爆テロを
続ける」と宣言し、イスラエルとの平和共存を拒否した。(P,H,7,I)
*エジプトのイスラム教指導者が、イスラエルとの関係正常化を認める
考えを示したことに反発し、パレスチナのイスラム教指導者がイスラ
エルとの関係正常化はイスラム法違反だとする裁定を発表。(P)
*エジプトとの国境にあるカデシ・バルネアでは、ガザからエジプト経
由でイスラエルに侵入した7人のパレスチナ人を逮捕。(P)
*元はパレスホテルで今は商工省となっているエルサレムの建物をカナ
ダの会社が購入し、再びホテルにする。場所は旧市街の近く。(P)
*カバラの権威として高名なカドーリー師が、10月4日から始まるユ
ダヤ暦の新年は聖なる年となりメシア来臨に伴う災害が世界を襲うと
警告。各地のユダヤ人にイスラエルに帰るように呼びかけた。(7)
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2005年9月16日(金)
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*国連で演説したシャロン首相は「パレスチナ人は隣人であり、彼らを
支配するつもりは無い」と語り、パレスチナ国家樹立を支持。内外か
ら賞賛を受けた。しかしネタニヤフ氏ら右派は激しく反発。(P,H,7)
*最高裁が防護壁建設は国際法違反だとするICJの見解を否定。しか
し、壁で囲まれて困窮するパレスチナ人の訴えを認め、既設の壁を取
り壊し適切な場所に移設するよう政府に命じた。(P,H,I,7)
*ガザ北部の入植地退去で、新境界が民家に迫っている地域では、国防
軍がパレスチナ側に非武装地帯を設定することを検討中。国境フェン
スが未完成で、パレスチナからの攻撃が相次いでいるため。(P,H)
*パレスチナ議会では、ガザの無政府状態をめぐり政府に非難が集中。
クレイ内閣の総辞職を求める声が高まっている。(P,H)
*エジプトとガザの国境地帯を封鎖したとエジプトは発表したが、実際
にはまだ各所で自由通行。ハマスなどの武装勢力が国境を越えても、
自治警察は全く手出しができない状態だという。(H)
*国連で演説したカタールの外相が、イスラエルとの国交正常化を示唆。
しかしイスラエル外務省の関係者によると、アラブ諸国との関係改善
は劇的には進まず、長い時間がかかるもよう。(P)
*カトリックとユダヤ人との関係を改善した「キリスト教以外の諸宗教
に対する教会の態度についての宣言」から40年になるのを記念し、
イスラエルの2人のチーフラビがローマ法王を訪問した。(P)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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