★阿修羅♪ > 戦争74 > 334.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2005/09/13
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/106423195?page=1#106423195
2005/09/16 (金)
--------------------------------------------------------------------
□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□
イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 転送・転載可
編集・発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□
--------------------------------------------------------------------
※ 今日紹介する主な内容 ※
2005年9月13日付
◇タルアファル:米軍の攻撃で250人の市民が死亡、戦闘は続く
◇米・イラク軍兵士がタルアファルのイラク人家屋で略奪
◇バグダッドからアンバル州へ米・イ軍の大増援部隊
◇アンバル最大のドレイミ族、国防大臣を部族員と認めず
◇レジスタンスがグリーン・ゾーンにミサイル攻撃
◇イギリス兵がバスラでスンニ派の民家に急襲・拘束作戦
--------------------------------------------------------------------
◆イラク・レジスタンス・レポート 9月13日 火曜
◆Iraqi Resistance Report for events of Tuesday, 13 September 2005
--------------------------------------------------------------------
http://www.albasrah.net/en_articles_2005/0905/iraqiresistancereport_130905.htm
★ニネベ州 Ninwa Province
◇戦闘がつづくタルアファルで、
これまでに250人の一般市民が殺された
Fighting continues in Tall ‘Afar,
were 250 civilians now reportedly have been killed.
13日午後8時35分(メッカ時間)に届いた速報において、タルアファ
ルにいるイスラム・メモの通信員が次のように伝えた−−タルアファル市へ
の米軍の攻勢で殺された一般市民の数は現在250人に達し、そのうちの一
部はまだ爆撃で壊された家屋の瓦礫(がれき)に埋もれている。
同通信員は、慈悲深い現地住民はそれらの遺体のほとんどを自宅の庭や駐
車場、市内の空き地に埋葬しているので、この数は米国の傀儡(かいらい)
であるバグダッドの「保健省」には伝達されていないと報じた。
記事にはこう書かれていた−−「市内のスンニ派居住区では今も爆発と爆
弾の音が鳴り響いている。そこでは朝からレジスタンス戦士がアメリカ軍の
侵攻と絶望的な戦いを展開している。自己犠牲の戦闘は『ジャカト・アル・
ジャサド』と呼ばれている。」
記事を書いている時点で、通信員からの報告によると、「米軍とイラク軍
は市内の一部居住区を支配しているように見えるが、そうした地域は空襲に
晒(さら)された場所で、爆撃やミサイル攻撃を受けやすいところだ。しか
し、道幅も狭くレジスタンス戦士が容易に移動し姿を見せたり隠したりする
ことができる市内の他の地域は、イラク・レジスタンスの射撃の名手が支配
下においている。そうした狭い道の歩道にはロケット弾発射装置を担いだ何
十人もの戦士がいて、彼らは占領軍との絶え間ない戦闘に専念している」。
通信員は、「何十人もの男たちが拘束されたが、その全員が市内の一般住
民であって、レジスタンス戦士ではない」と書いてきた。「2005年9月
10日(土曜)には、すべてのレジスタンス戦士が殉教者として死ぬことを
近い、戦士たちの90%以上が爆発物を装着したベルトを身につけている」
と通信員が報告した。
米占領軍の支配を受けているアル・イラキーヤTVが放映したテレビ映像
についての編集者からの質問に、イスラム・メモの通信員は次のように答え
た−−「それは彼らが支配下においた(彼らは「解放」と呼んでいる)地域
を映したものだ。しかし視聴者がアル・イラキーヤTVやアル・アラビーヤ
TVで放映された映像を注意してみると、そのフィルムには音声がなく、フ
ィルムの大部分がカットされ編集されていることに気づくだろう。レジスタ
ンス側が発射するロケット弾の音や激しい銃撃の音はその場面には聞かれな
いようになっている。」
通信員はさらに、「(シーア派の排他的な)バドル旅団メンバーが米軍と
一緒に市内に連れこまれ、目撃者の証言によると、彼らは目に入るものは何
であれ破壊し略奪している」と報じた。
そのような行為はタルアファルの破壊という米軍の軍事作戦に、偏向した
宗派主義の強い色合いを帯びさせている。
◇米・イラク軍兵士がタルアファルのイラク人家屋で略奪
US, Iraqi puppet troops rob, ransack houses of Iraqis in Tall ‘Afar.
今なお米軍攻勢の標的にされているタルアファルの住民は、アメリカ兵と
イラク傀儡軍兵士が、米軍の無差別爆撃から避難した住民の持ち物である金
銭や金銀宝石その他運びやすい貴重品を民家から盗んでいると報告した。
レジスタンス戦士と武器を捜索するという口実のもとに家屋が探索される
と、強盗行為がおこなわれる−−アメリカ兵とイラク傀儡軍によって家屋か
ら立ち退かされた承認がそのように話すのを、タルアファルにいるイスラム
・メモの通信員が報道した。
市内に残っている匿名のサド地区住民は、イラク傀儡軍兵士が彼の家を捜
索したとき、妻の所持品である宝石類やお金を盗んでいるのを制止しようと
したため、彼らから攻撃され、ひどく殴(なぐ)られたとイスラム・メモに
話した。そうして彼らは、もしジャーナリストや記者にそのことを話したら
拘束すると脅した。
また別の証人は、米兵とイラク傀儡軍兵士が民家を捜索したときに家具を
壊したり、捜索を終えたときに火のついた物や手榴弾を投げこんで民家を燃
やしていると証言した。イスラム・メモの通信員は、13日、このような報
告が市内に残った住民多数によって確認されたと書いてきた。
★アンバル州 Al-Anbar Province
◇ラマディ: 米・イラク軍の大増援部隊が西に向かう
Massive US, Iraqi puppet reinforcements said heading west for new offensive.
イスラム・メモは13日午前11時30分に届いた速報において、先ほど
イラク傀儡軍の2個大隊と米海兵隊の2部隊がバグダッドからアンバル州方
面へ向かったと伝えた。
イスラム・メモ通信員によると、米軍機と攻撃ヘリによって厳重に警護さ
れたもとで、数百台の車両および装甲車を伴う米軍とイラク傀儡軍が目的地
に到着するのを保証するために、西へ向かう主要道路は完全に一般交通が遮
断されたと伝えてきた。
米国の傀儡であるイラク国防相サドゥン・アッ・ドレイミは13日に公式
声明を発表し、米軍とイラク傀儡軍が「宗教的な過激派であるテロリストを
一掃する」ためにアンバル州に向かっていると述べた。
ファルージャ近郊のカルマにいるイスラム・メモ通信員は、米軍がファル
ージャ周辺でレジスタンスから攻撃されるのを恐れて、ファルージャに向か
う道路を閉鎖したと報じた。
★バグダッド Baghdad
◇アンバル最大のドレイミ族、国防大臣を部族員と認めず
Ad-Dulaym tribe, largest tribe in al-Anbar, disowns Sa‘dun ad-Dulaym
アンバル州最大の部族であるドレイミ族は13日午後、米国の傀儡政権で
「国防大臣」を務めるサドゥーン・アッ・ドレイミの血が流されるのはやむ
を得ないと宣言した。ドレイミ族は彼を部族員とは認めないと発表し、彼も
彼の祖先も同部族の一員ではないと宣言した。
バグダッドにいるイスラム・メモ通信員は、ドレイミ族のムハンマド・ア
ル・ムシン部族長が発表した声明の写しを入手したが、そこには次のような
一節があった。
「ドレイミ族は背教者サドゥーン・アッ・ドレイミとは関係がないことを
神の前に発表し、そのような詐欺師は部族員とは何の関係もないことを断言
する。彼は占領者および彼らの下僕に仕える手先どもの汚らわしい慰みもの
にすぎず、わが部族がスンニ派であることから、彼らはイラクのスンニ派が
政府と当局に参加していると主張することができた。」
「われわれは、この裏切り者とわれわれを結びつける家系あるいは関係を
見つけようとして、わが部族の先祖と支流を調べてみたが、そのようなもの
は何も発見されなかった。われわれは彼がイラン人であり、スンナ(※)の
名をかたってスンニ派イラク人を殺すためにやってきた私生児以外の何者で
もないことを確信する。われわれはこの声明を大衆に公表するのは、何らの
混乱も招かず、サドゥーンなる者は部族に不名誉をもたらすことがないよう
にするためである。」
つまり、サドゥーン・アッ・ドレイミとの関係を否定することによって、
彼が殺されることがあっても部族とは関係のない距離を置いたことになる。
(通常、部族は部族員を傷つけた者への復讐を期すことになる)
※訳註: 主要な宗派としてはシーアとスンナがあり、スンナの人々(教
徒)をスンニと呼ぶ。判りやすいように一般メディアと同じく、本レポート
日本語版においても普通は「スンニ派」という表記を使用しているが、宗派
の名称としてはシーア、スンナ、その人々を指すときにはシーイ(=シーア
派教徒)、スンニ(=スンナ派教徒)というのが原語に沿った呼び方であっ
て、いわゆる「スンニ派」という表記はまったくの日本製言語である。
★ニネベ州 Ninwa Province
◇戦闘がつづくタルアファルで、
これまでに250人の一般市民が殺された
◇米・イラク軍兵士がタルアファルのイラク人家屋で略奪
◇モスル: 交差点で米・イラク軍・傭兵部隊を連続攻撃
★アンバル州 Al-Anbar Province
◇ハバニヤ: レジスタンスが米軍基地をミサイル攻撃
◇ラマディ: 米・イラク軍の大増援部隊が西に向かう
◇アブグレーブ: 旧道で米軍パトロールを待ち伏せ攻撃
★バグダッド Baghdad
◇アンバル最大のドレイミ族、国防大臣を部族員と認めず
◇ドーラ: レジスタンスが米軍輸送車列を待ち伏せ
◇ドーラ: 内務省が検問所36ヶ所を設置
◇アザミヤ: レジスタンスが米軍パトロールを攻撃
◇グリーン・ゾーンの米軍・傀儡政権の拠点にロケット攻撃
★ディヤラ州 Diyala Province
◇ブフリツ: レジスタンスが米軍車列を襲撃
その後、別のレジスタンス部隊が迫撃弾攻撃
★サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇タリミヤ: 米・イラク軍司令部に120ミリ迫撃弾3発
◇サマッラ: 米軍車列をレジスタンスの爆弾が襲う、米兵2人死亡
★アルビル州 Irbil Province
◇アルビル: レジスタンスがペシュメルガの車列を攻撃、9人死亡
★バスラ州 Al-Basrah Province
◇イギリス兵がスンニ派住民の家屋を急襲、捜索、連行
--------------------------------------------------------------------
□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□
イラク・レジスタンス・レポート
日本語版:http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
イラク情勢ニュース(URUK NEWS)の重要な構成部分です。
英語版:http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
Iraqi Resistance Report :
Translated and/or compiled by Muhammad Abu Nasr,
member, editorial board, the Free Arab Voice
メール宛先: uruknewsjapan@ybb.ne.jp
□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□
--------------------------------------------------------------------