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□タルアファル住民がSOS発信/イスラム・オンライン
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/106406130?page=1#106406130
2005/09/11 (日)
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イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 転送・転載可
編集・発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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☆★号外:
タルアファル住民がSOS発信 Tal Afar Residents Send Out SOS
イスラム・オン・ライン 9月9日
http://www.islamonline.net/English/News/2005-09/09/article01.shtml
イラク北部にあるタルアファル市の住民は、人道的に恐るべき状況になっ
ていることを明らかにし、すでに荒廃させられた同市への爆撃継続を米占領
当局に止めさせるよう働きかけることを求めて、国際社会にSOSを発信し
た。
「米軍およびイラク軍が今も集中爆撃を続けるなかでタルアファルを包囲し
ており、ハッサン・カウィならびにサライ地区の住民に即時非難を命令して
いる」−−9月8日木曜日、タルアファルのある部族指導者が電話でIOL
(イスラム・オンライン)に伝えた。
「見たところ、アメリカ軍は化学兵器で市を爆撃している」と彼は話し、
さらに、爆撃を受けた地域では窒息(ちっそく)死その他の健康被害につい
てタルアファル住民が語りあっていることを付けくわえた。
住民はIOLに電話で、救急車の運転手がハッサン・カウィの路上にある
遺体10体を搬送しようとしていて銃撃されるのを見たと話した。運転手が
遺体をモルグ(死体公示所)に運ぼうとしているとき、米軍は認めず、すぐ
に離れるように命令した。
米軍およびイラク軍は9月3日(土曜)からずっと同市を包囲しており、
大規模な攻撃にむけて準備していると言われていた。
◆避難=居住地区の明け渡し
逃げだすことさえ安全な選択肢ではない。
9月7日の記者会見で、ニネベ州の警察本部長モハンマド・アハメド・ハ
ラフ・ジャブリ少将は、治安部隊は市から逃げだした避難民を疑っており、
質問に答えない18歳以上の男性は誰であれ拘束されると説明した。
「われわれはスンニ派居住区であるサライ地区を明け渡すよう住んでいる
家族に命令した。そこはゲリラの主要拠点だと考えられている」とジャブリ
は言い足した。
住民たちは米軍ヘリに乗るか自家用車を使って市から立ち退くように強要
された。自家用車で出ようとした人々は、検問所を通過しなければならず、
そこにはシーア派のイラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)に武装
部門であるバドル旅団の民兵が配置されている。
シーア派の民兵による虐待と持ち物の強奪が報告されていて、ほとんどの
場合、住民は米軍ヘリに乗ることを強いられた。
それでも市内に残る人々は、タルアファル市の郊外に設置された2ヶ所の
難民キャンプの1つに集まっており、そこでは浄水と食料、薬の深刻な不足
が生じている。
米軍とイラク軍による新たなタルアファル攻撃は、人口の90%を慌ただ
しく飛行させることになり、その一方で、残る市民は夜間外出禁止令によっ
て家屋内に閉じこめられているという強烈なSOSを発している。
「今回の攻撃は、市内の反乱を平和的に終わらせるというイラク政府が住
民とのあいだに合意した協定を破るものだ」−−イラク人クルド戦線の副議
長ハゼム・カラシュが指摘した。
◆ファルージャのシナリオ
米軍およびイラク軍を一方としレジスタンス勢力を他方とする武力衝突が
同市で発生するのは初めてではなく、かつてファルージャを荒廃させゴース
ト・タウンに変えたような大規模攻撃になるという恐怖感がタルアファルに
も生じている。
タルアファルは2004年8月、何百人もの住民が殺され、数千人が退避
させられる残酷な米軍攻勢の現場であった。
アメリカはシリア国境に近いタルアファルを「外国人戦士と軍事物資」が
イラクに入ってくる入り口だと見なして、それがシーア派=クルド連合の支
配するイラク政府および米占領軍に対するレジスタンス戦士の戦いを助けて
いると考えている。
一方、イラク赤新月社の医師は、マス・メディアに対して、米軍が毒ガス
と化学兵器弾頭をタルアファルのレジスタンスに対して使用していると知ら
せた−−イラク・ウォーが報告した。
イラク赤新月社のタルアファル支部長ムハンマド・カシム医師は、米占領
軍が同地域でイラク・レジスタンス勢力を攻撃したさいに戦闘が勃発したた
め、同市住民の90%が難民となって避難した、と発表した。
カシム医師は9日朝、タルアファルにいるイスラム・メモの通信員に声明
文を渡した。彼はそのなかで、近隣の都市であるモスルとバイジの病院に
は、米軍による化学兵器もしくは毒ガス爆弾の被害を受けた170人以上の
中毒患者が運び込まれたと明らかにした。
米占領軍は、レジスタンスの防衛ラインを突破することができず、市内中
心部にあるムアリミン地区とマーケット地区への侵攻に失敗したあと、7日
にタルアファルで化学兵器もしくは毒ガス弾を使用した−−カシム医師が指
摘した。
同医師は、アメリカ軍の野蛮な爆撃によって、市内住民数百人が死の恐怖
にさらされていると強調した。
カシム医師はイスラム・メモを通じて、「誠実な衛星テレビ局はタルアフ
ァルに来てそこで起こっていることを世界に放送」するよう呼びかけた。彼
は同市が今もイラク・レジスタンスの掌握下にあると述べ、タルアファルが
米軍とイラク傀儡(かいらい)軍に陥落したというアル・アラビヤTVとア
ル・イラキーヤTV(傀儡政権による「国営」)の報道はウソだとクレーム
をつけた。
レジスタンスが全市を掌握し続けていて、8日以降の攻撃では、市外にい
る米軍は前進しては退却する戦術を採用していると、彼は再び強調した。
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☆★ イスラム・オンラインでの関連報道
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▼Tal Afar Panicking Residents Flee US Fire
パニックとなって米軍空襲を逃れるタルアファル住民
http://www.islamonline.net/English/News/2005-09/06/article04.shtml
▼Scores of Iraqis Killed in US Air Strikes
米軍の空襲でイラク人数十人が死亡
http://www.islamonline.net/English/News/2005-08/30/article05.shtml
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英語版:http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
Iraqi Resistance Report :
Translated and/or compiled by Muhammad Abu Nasr,
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