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□2つの「グリーン・ゾーン」/ダール・ジャマイル 他 [イラク情勢ニュース]
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000995;jsessionid=ggzu8llch1
URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2005/09/10(土)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆イラク西北部、米・イラク軍の攻撃が激化
★2つの「グリーン・ゾーン」 −− ダール・ジャマイル
☆イラク大統領、米国に早期撤退しないよう懇願
☆パウエル氏:イラク開戦前の国連演説、「汚点」と語る
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☆★イラク西北部、米・イラク軍の攻撃が激化
(見出しのみ紹介しておきます)
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●Iraqi,USforcesstepupoffensiveonrebelsnearborder/AFP
イラク・米軍が国境近くで反乱勢力への攻勢強める http://p128.news.scd.yahoo.com/s/afp/20050909/wl_afp/iraq_050909144807;_ylt=AjkWH624sBB9oz36SrzRVflX6GMA;_ylu=X3oDMTBiMW04NW9mBHNlYwMlJVRPUCUl
●U.S.,Iraqpressure"rebel"townofTalAfar /Reuters
「反乱者」の街タルアファルに米・イラク軍の軍事圧力
http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-09-09T151951Z_01_MCC955127_RTRIDST_0_INTERNATIONAL-IRAQ-DC.XML
●ForaU.S.PlatooninIraq,MercilessMissions
イラクに派遣された米軍の小隊にみる、冷酷な任務
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/09/08/AR2005090802162.html
☆★☆★翻訳サイト: http://www.systransoft.com/index.html
日英、英日とも可。単語、単文、webページ、ファイルも可能。
アラビア語からも日本語にはできないが、英語にだと翻訳できる。
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☆★2つの「グリーン・ゾーン」Two“GreenZones”
ダール・ジャマイルのイラク速報 8月27日
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**DahrJamail'sIraqDispatches**
**http://dahrjamailiraq.com**
米国に支えられたイラク傀儡(かいらい)政府がいわゆる憲法をめぐる
協議に振りまわされているとき、イラクは完全な無政府状態であった。
傀儡たちがもつれあっていると思われる悪名高い「グリーン・ゾーン」の内側
においてさえ、政府の統制はなにもなかったのだ。
なぜ、いわゆるイラク政府の争いには耳障りに響くのか?
ブッシュ軍事政権に操られたネオコン(新保守主義者)の大いなる不幸
を招き入れたツケは、ほんものの血を流しほんものの涙を流す真に人間
らしい人々によって支払われているからである。10万をはるかに超えるイ
ラク人と、1800人以上の米軍兵士は、もしもブッシュ氏の操り人形師に
従ってなければ、今日も生きながらえていただろう。
臆病(おくびょう)者はテキサスのクロフォードで警備員の背後に腰をお
ろし、彼とその主人が数千家族にもたらした痛ましい現実にむきあうこと
を恐れている。家族たちはイラクで愛する人を失った。その一方では、炎
はイラクばかりでなく、まさしくここアメリカでも手のつけようがないほどに
燃え広がっている。
ブッシュ氏のウソのためにイラクで息子を亡くしたフェルナンド・ソアレス・
デ・ソーラーは、最近、「ブッシュ氏にお伺(うかが)いしたい。もしこの戦争
が『われわれの自由』と『われわれの守る価値』のためであると確信してい
るのなら、なぜ君は自由のための戦いに自身の娘を派遣しないのだ?」と
書いた。
彼はさらに続ける−−「なぜ君の親しい仲間たちは、この価値を守るた
めに自分の子どもたちを派遣しないんだ? なぜ移民たちの家族が死ぬ
のか? なぜ最低限の権利しか持たない勤労者家庭の子どもたちが死ぬ
のか? なぜなんだ、ブッシュ氏よ?」
もちろんソアレス・デ・ソーラーはその答えを知っている。それは決して自
分では稼がず何の危険もおかすことのない予備校の青二才が尋ねるよう
なレトリックなのだ。自分は本当に国のために奉仕したことのないニヤけ
たウスノロなんぞは、それでも彼を最高権力のオフィスに2度も送りこんだ
悪徳企業から切り離して、孤独な人間にしておけばいい。
彼はイラクでの瓦解状況を無視したように、今日では、全米に広がりつ
つある炎を無視することにしたのだが、いずれ米軍はイラクから撤退しな
ければならないにもかかわらず、現在の米国の悪評を放っておくことを恐
れるがゆえに、撤退できないでいる。
私は毎日、イラクじゅうの情報提供者から電子メールを受けとっており、
イラク人からもアメリカ人からも双方から届く。新たな植民地にある米軍基
地内でさえ、そこで助手として働いているアメリカ人男性によると、事態は
それほど順調にすすんでいるようにはみえない。
彼は最近、「こんな大ばか者や、その兄弟の母親の姉妹の従兄弟とい
った連中のために、いつまで働くことができるか自分でも判らない」と書い
てきた。「ヤツらときたら、エアコンのきいた装甲トラックを幾らでも持って
いるのに、発電機を設置するためには金を使おうとしないので、運転手は
装甲もエアコンもない最悪の装備を使うしかない。ここの暑さは君もご存じ
だろうが、今では運転室の熱気にエンジンの熱が加わるうえに、ロケット
弾と迫撃弾、さらには道路にしかけられた爆弾のなかへと出されたりする
と、どうしようもない一日になる。真実を伝えるために、第三国の契約者の
堕落ぶりを暴露しよう。捕虜、奴隷、内妻。私の人生は矛盾かもしれない
が、悪とは妥協したくない。敵はこの金網のなかにいるんだ」と。
帝国のための戦争に変化はない・・・イラクが疑いのない例である。侵略
軍は(イラク人に対する不信感が強いために外国人の)奴隷労働者を採
用し、汚い仕事をするときには、これらの無権利で、貧しく、少数派である
人々の弱みにつけこんでいる。その一方では、上層の1%が以前にもまし
て多額の金を儲けているのである。
イラクでは米国政策立案者の陰に隠れた海賊たちが、残念なことに、お
そらくは過去のイラク占領の歴史を無視することを決めた。
かつてイギリスによるイラク占領期には、レジスタンスはファルージャで
始まった。それはイギリスが市の半分を砲撃で破壊したことへの報復であ
り、米軍が破綻した政策の一環として最近やったことと似ている。(米軍兵
士は今ふたたびファルージャ近郊と市内で殺されている)。
(当時も)もしイギリスがイラクから出ていくと、内戦が勃発するだろうと言
われていた。今日ちょうど私たちが耳にしているように、たとえ国を挙げて
の内戦が真っ盛りであるとしても、占領軍に感謝しよう。
大英帝国のイラク統治はイギリスが撤退するまで30年間続いた。その
頃は毎年のように占領に反対する蜂起が見られた・・・今は3年にもならな
いのに米国の占領は失敗し、小さな蜂起は毎日のように発生している。
イラク駐留米軍への攻撃は、今、1日に70件を上まわり・・・(米兵の)死
亡者数は遠からず2000人を突破するだろう。事態はどんどん悪くなるば
かりである。イラク人が言い続けているように、「今日は明日よりはまし」な
のである。そして同じことがイラクにいる米兵にもあてはまる。
比較的最近の米陸軍の調査結果で、全イラク駐留兵士の54%が士気
を「低い」または「ひじょうに低い」と答えたのは理由がある。
同じように、米陸軍によると、イラクから帰還した兵士の30%に、帰国
後3、4ヶ月以内に精神衛生上の問題が生じることにも理由がある。
そして、ニコラス・プルビラのよな兵士が帰国して<戦争に反対するイラ
ク帰還兵>のような団体に参加することにも、理由があるのである。
彼は最近、「5日前まで、私の便には大量の血が混じっていた」、「ずっと
疲労を感じてきた、髪の毛はぬけ、・・・右腕の感覚がなくなり、・・・こうした
症状と戦っている」と私に語った。
彼が戦っているのは、イラクで使われたウラン兵器による被曝なのだ。
アメリカ合衆国によって遂行された最新の核戦争の結果、彼は放射線被
曝と戦っている。1991年の湾岸戦争を体験した帰還兵1万1000人以
上が死んだこと、その他にも25万人以上が有効な治療を受けられないで
いること、それにも理由がある。その理由(何万トンものウラン兵器がイラ
クで使われた)はプルビラが今日戦っているものと同じである。
「これは何年かたつと、考えているよりももっと驚くべき大量の人々に影
響がでるようになる、・・・劣化ウラン弾を発射したさいのホコリ混じりの煙
と放射能の粉塵(ふんじん)が今になって私たちの症状をもたらしている」
と彼は言った。「それに部隊では私が唯一の人間でなかったことも知って
いる。部隊長はガンと診断され、23歳になる僚友の1人は発疹があらわ
れ、・・・劣化ウランについて調べるたびに、その副作用の全部が私にあて
はまることが判る」。
軍閥権力(米国政府と呼ばれている)は彼らの幸せを気にかけないのだ
と、ますます多くの帰還兵が理解するようになった−−そのことをプルビラ
は認識している。現在の金権政治の影の立て役者であり、地位の高いネ
オコン(新保守主義者)の1人であるヘンリー・キッシンジャーは、軍人のこ
とを外交政策の質草(しちぐさ)に使われた「愚かな動物」と呼んだ。
一方、クローフォードの「グリーン・ゾーン」においては、ブッシュ氏はフェ
ンスの外に立っている抵抗運動を無視することに決めた。しかし、そこに
いる何百人もの人々は、全国の何百万(数千でなければ)もの人々を代
表して抗議しており、イラク・レジスタンスと同じく姿を消しそうにない。
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☆★イラク大統領、米国に早期撤退しないよう懇願
★☆パウエル氏:イラク開戦前の国連演説、「汚点」と語る
(◆はニュース紹介、●はニュース報道の解説)
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●イラク大統領、米国に早期撤退しないよう懇願
イラク大統領ジャラル・タラバニは9日、米国に早期イラク撤退をしない
よう要請し、米軍は今後2年をかけて段階的に削減すべきだと語った。
ワシントンのホテルで演説したタラバニは、「米軍の即時撤退を求める
者に対して、われわれは米国が払った犠牲を讃(たた)える」と述べた。さ
らに、「アメリカと多国籍軍が近い将来に撤退すると、イラクではテロリスト
が勝利し、中東を脅威にさらすことになる」と付けくわえた。
(9月9日付ロイターの記事は次のURL)
IraqappealstoU.S.nottoquitIraqearly /Reuters
http://today.reuters.com/news/newsArticleSearch.aspx?storyID=181669+09-Sep-2005+RTRS&srch=Iraq+appeal
この発言に端的に示されている彼の立場は、現イラク政府は米軍の後
押しなしには存続できないということである。つまりイラク国内および国民
に支持されていないことをいみじくも露呈している。「米軍が撤退すると内
戦になる」と言うものがいるが、それは<国民の支持を受けていないカイ
ライ政府が倒される>というのが本音である。本音を隠して米軍駐留の口
実をもっともらしくみせるために、クルド人とシーア派のなかの親米勢力
は、宗教・宗派や民族間の対立を意図的にあおろうとして、しばしばみず
からがテロや暗殺を企てている。
◆自衛隊来夏撤収で調整 イラク 「年内期限」は延長方針
東京新聞 9月9日
http://www.chunichi.co.jp/iraq/050909T1244001.html
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◆パウエル氏:イラク開戦前の国連演説、「汚点」と語る
毎日新聞 9月9日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050910k0000m030086000c.html
【ワシントン吉田弘之】パウエル前米国務長官は8日、米ABCテレビ番
組で、03年2月の国連安保理外相会合の演説で、米国によるイラク開戦
根拠としてフセイン政権が大量破壊兵器を保有している「証拠」を提示し
たことについて、「(私の)汚点だ。私は米国を代表して証拠を提示した人
間の一人だ。ひどいものだった」と語った。 ・・・ (以下略)
◆英字報道: パウエル、国連演説は記録に残る「汚点」
PowellSaysU.N.Speecha'Blot'onRecord
FridaySeptember9,20052:01AM
http://www.guardian.co.uk/uslatest/story/0,1282,-5265304,00.html
◆“自供”有無めぐり前哨戦 フセイン元大統領 来月初公判
東京新聞 9月9日
http://www.chunichi.co.jp/iraq/050909T1244.html
・・・論戦の発端はタラバニ大統領の発言。7日、テレビ取材に「フセイン
氏を尋問した捜査官から直接、聞いた」として、フセイン氏が「クルド人弾
圧を認めた。捜査官は重要な自供を引き出し、フセイン氏も(調書に)署
名した」と発言。欧米メディアは一斉に「フセイン氏、自白」と報じた。一
方、この発言を受けて、同氏の弁護団は8日の声明で「自供していない。
(クルド人弾圧については)尋問さえ受けていない」と全否定した。・・・
◆関連英字報道: 弁護団はサダムの自白を否認
LawyersdenySaddam’sconfession /TheNewsInternational
http://jang.com.pk/thenews/sep2005-daily/09-09-2005/world/w11.htm
●バグダッド国際空港が閉鎖
空港を管理・兼備しているイギリスの企業とイラク暫定政府との契約交
渉がまとまらず(契約金未払い)、イギリス企業は空港を閉鎖した。AP通
信によると、暫定政府はすぐに代替要員を派遣しようとしたが、空港への
道路は米軍の検問所に遮断されていて、空港に行くことができなかった。
暫定政府は「閉鎖」はしていないというが、国内・国際便は飛べなかった。
次のロイター記事も参照。
Iraqgovtordersairportreopen,takesonUKfirm /Reuters
http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-09-09T142459Z_01_MCC944111_RTRIDST_0_INTERNATIONAL-IRAQ-AIRPORT-DC.XML
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