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(回答先: 【ウクライナ】汚職がユシュチェンコを政府解散に追い込む(エル・ムンド、他) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 9 月 09 日 07:50:32)
09/08 17:40 ウクライナ与党陣営分裂も オレンジ革命後最大の危機
【モスクワ8日共同】ユーシェンコ・ウクライナ大統領の右腕だ
ったジンチェンコ大統領府長官が「大統領周辺の汚職」に抗議して
辞任、政界に大きな衝撃を与えている。国民の人気を大統領と二分
するティモシェンコ首相が近く辞任するとの観測も流れており、昨
年末の「オレンジ革命」で誕生した政権は分裂の可能性も含め、発
足以来最大の危機に直面している。
ジンチェンコ氏は三日、大統領に辞表を提出。五日の記者会見で
「権力を自らの利益のために利用している」と大統領側近のポロシ
ェンコ安全保障国防会議書記らを名指しで非難、同書記らを解任し
ない限り大統領と決別すると宣言した。
同書記は「まったく根拠がない批判」と反発、訴訟も辞さない構
えだ。
大統領は七日、後任の大統領府長官に腹心のルイバチュク副首相
を任命。緊急招集した主要閣僚会議で「個人的対立が、政権ばかり
か国の体面を損なっている」と自重を促したが、具体的な対応には
言及しなかった。
ジンチェンコ氏は最高会議(国会)元副議長で、大統領の選対本
部長を務めた。一方のポロシェンコ氏は製菓会社などを経営し「チ
ョコレート王」の異名を取る新興財閥。ともにユーシェンコ氏当選
を実現させた「オレンジ革命」の功労者だ。
インフレの進行と経済成長の鈍化などで、国民の間には政権に対
する失望が広がっている。政権内部では統制色を強めるティモシェ
ンコ首相の経済運営に大統領とポロシェンコ氏らが反対。首相周辺
がポロシェンコ氏の「権力乱用」を非難するなど、対立が表面化し
ていた。
20050908 1740
[2005-09-08-17:40]