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09/08 06:54 マラッカ海峡の監視で合意 海賊対策強化に本腰 インドネシアな
【ジャカルタ8日共同】世界有数の海賊事件多発地帯であるマラ
ッカ海峡の安全確保に向け、インドネシア、マレーシア、シンガポ
ールの沿岸三カ国は八日、通過船舶の共同監視システムの構築を目
指す合意文書にジャカルタで調印する。調印した。
三カ国は利害調整に手間取り、協力が遅れていたが、三月に起き
た日本のタグボート「韋駄天(いだてん)」乗組員誘拐事件や、六
月末に英ロイズ保険組合が同海峡を「戦争危険地域」に指定したこ
とを受け、海賊対策に本腰を入れることになった。
シンガポール沖のインドネシア領バタム島に船舶監視の本部を設
け、海賊や密輸、廃油投棄の防止を図る。国際海事機関(IMO)
や世界銀行、海運業界が支援する。海賊撲滅の決意を示す示威行動
の側面もある。
同海峡を通って運ばれる中東原油に依存する日本や、イスラム過
激派の船舶テロを警戒する米国に加え、近年の貿易拡大が著しい中
国も、警備支援に強い関心を示している。さらに、世界の船舶保険
料に大きな影響力を持つロイズが同海峡を危険地域に指定したこと
に対し、沿岸三カ国は反発。国際海運業界も危機感を強め、安全対
策で結束する機運が高まった。
同海峡西端のインドネシア・アチェ州は独立紛争を抱え、海賊や
武器・麻薬密輸の温床となっていたが、昨年末のスマトラ沖地震を
転機として今年八月、和平合意が成立したことも追い風となった。
20050908 1243
[2005-09-08-06:54]