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陸自イラク派遣 延長なら東部方面隊
「首都防衛で除外」見直し
防衛庁は十二月に期限切れを迎える自衛隊のイラク派遣が延長された場合、来年一月に送り出す部隊を陸上自衛隊東部方面隊(東京都練馬区)とする方針を固め、要員選定などの準備を始めた。東部方面隊は首都防衛を理由に海外派遣の対象外とされてきたが、派遣の長期化に備え、陸自全体で対応する必要があると判断した。
イラク派遣は五個ある方面隊のうち、東部方面隊を除く半年ごとの持ち回り方式で、二〇〇四年一月、北部方面隊(北海道)から始まった。東北方面隊(東北)、中部方面隊(関西・中国・四国)と南へ下り、現在は西部方面隊(九州・沖縄)の隊員約六百人が派遣されている。
東部方面隊は首都防衛を担う上、観閲式を担当するため主要な海外派遣から外され、例外的に、人数が少ないゴラン高原の国連平和維持活動(PKO)にだけ参加している。しかし、イラク派遣が三年目に入った場合、二回目の派遣となる方面隊指揮下の師団が出てくる。複数回派遣の負担を避ける一方、より多くの隊員にイラク派遣を経験させるため、東部方面隊の派遣準備に踏み切ることにした。
東部方面隊は関東甲信越に静岡県を加えた一都十県を担当地域とし、政経中枢師団とされる第一師団(東京都練馬区)、ヘリコプターを活用した空中機動部隊の第十二旅団(群馬県榛東村)、落下傘部隊の第一空挺(くうてい)団(千葉県船橋市)などからなる。
派遣延長が決まれば、東部方面隊全体から渉外業務を担当する要員約百人を選抜し、来年一月に派遣。二月には第一師団から、また五月には第十二旅団から、支援活動を行うイラク復興支援群約五百人を派遣する計画だ。
一方、「次の次の派遣」は北部方面隊に戻り、イラク派遣を経験していない第五旅団(帯広市)と第七師団(千歳市)が候補に挙がっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050907/mng_____sei_____000.shtml