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(回答先: 人数は不明の覆面武装集団がアラファトの従兄弟を殺し子供を誘拐 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 9 月 07 日 15:50:30)
故アラファト議長のいとこが射殺 前治安長官
2005.09.07
Web posted at: 15:33 JST
- CNN/REUTERS/AP
ガザ――ガザ市の警察や病院関係者は7日、ムーサ・アラファト前国家治安長官(66)が武装勢力に殺害されたと明らかにした。ムーサ氏は、昨年11月に死去したパレスチナ自治政府のアラファト前議長のいとこ。アッバス現議長のもとで国家治安警察長官を務めたが、今年4月に解任され、特別顧問となっていた。
警察などによると、ムーサ・アラファト氏は自宅で武装勢力に襲撃され、家の外に引きずり出されて射殺された。機関銃や対戦車手りゅう弾などで武装した十数人と、ムーサ氏のボディガードたちが約30分にわたり銃撃戦を展開した挙げ句、邸内に侵入したという。
ムーサ氏の長男でパレスチナ治安警察高官のニムヘル氏が現場から拉致されたとの情報もあるが、確認されていない。
ムーサ氏は04年7月、当時のアラファト議長によってガザ治安警察長官に任命されたが、露骨な情実人事として自治政府の主流派ファタハ内からも批判され、ファタハの軍事部門「アルアクサー殉教者軍団」による激しいデモや警察署焼き打ちなどの挙げ句、解任された。
ムーサ氏は、故アラファト議長のいとこという立場からファタハをはじめパレスチナ内部で影響力を行使。敵対者も多く、度重なる汚職疑惑でも批判されていた。これまでにも数回の暗殺未遂が繰り返されていた。
ガザではイスラエル入植者の完全退去後、イスラエル軍も10月までには全面撤退する予定で、パレスチナ自治政府が治安維持を果たせるか注目される。一方で、イスラエル撤退後の入植地の再開発など新しい権益の配分をめぐり、激しい競争や権力闘争が懸念されている。