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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(28日)シャロン首相から法王に和解の書簡
★(29日)ベエルシバの自爆テロで50人が負傷
★(30日)リクードの反乱でシャロン政権の危機
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2005年8月28日(日)
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*ブッシュ大統領が「イスラエルが撤退した後、自治政府はテロと戦い
ガザを平和にすべきだ」と発言。ハマスは反発している。(H,P)
*ヘブロンで国境警備隊員がパレスチナ人に刺されて負傷。犯人はナイ
フで隊員の首を切ろうとしたと見られている。(H,P)
*ハマスの指導者で、何度も暗殺を逃れているデイフがTVで声明を発
表。イスラエルはガザから惨めに敗退したが、イスラエルを抹殺し、
全パレスチナを解放するまで戦い続けるよう呼びかけた。(H,P,I)
*シャロン首相がエルサレムの東にあるE1地区の開発促進を指示。同
地区は入植地のマーレーアドミームとエルサレムの間にある。(H)
*ハマス高官が、改めて武装解除を拒否。ガザで貧困が改善されなけれ
ば自治政府に対してインティファーダを起こすと警告した。(H,P)
*労働党のスネア議員が土曜にラマラで自治政府のアッバス議長と会談
した。スネア議員によると、もしハマスが自治政府に参加した場合は
武装解除をするとアッバス議長が約束したもよう。(H)
*移民者の夫妻が、出身地のラビによる結婚式の挙行が認められず、イ
スラエルのラビの立会いを余儀なくされたと苦情。イスラエルのラビ
制度は米国など諸外国のラビの権威を認めないため。(H)
*シャロン首相がローマ法王に「イスラエルの真の友」とする書簡を送
り関係を修復。法王がパレスチナのテロを非難しなかったことをめぐ
り、関係が悪化していたため。(P)
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2005年8月29日(月)
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*ベエルシバで昨日朝に自爆テロ。バス内での自爆は運転手らの機転で
食い止められたが、犯人は道で自爆し付近にいた約50人が負傷した。
犯人を取り押さえようとした警備員2人は重傷を負った。(H,P,I,7)
*アッバス議長は直ちにベエルシバでのテロを非難。同時に国防軍の作
戦も非難し、双方に攻撃を自粛するように呼びかけた。(H,P)
*エジプトとガザの国境警備をエジプト軍に任せることが、昨日の閣議
で決定。水曜に国会承認へ。国防軍の警備負担は減るが、エジプトか
ら武器がガザに流入する危険性は高まる。(H,P,I,7)
*自爆テロを受け、政府は南部での防護壁建設を促進させることを決定。
南部の建設ルートは西岸地区に食い込む部分が少なく、建設反対運動
はあまり起きていない。(P,I)
*右派政党のベニー・エロン氏が右派民族主義政党との一本化を提案。
撤退阻止に向けて統一戦線が取れなかったことを反省したため。(H)
*シャロン首相の息子のオムリ・シャロン氏が選挙資金不正疑惑で起訴
された。1999年に行われたリクード党首選挙で、父親のシャロン
氏の選挙資金を架空の会社などを経由して隠した疑い。(P,I,7)
*教師削減に関して教育省と教職員組合の話し合いが付かない中、教師
側が9月1日からの新学期にストはしないとの方針を発表。(P)
*自治政府のエレカット氏が、アラファト議長の墓を神殿の丘に移す考
えを表明。議長は生前、神殿の丘への埋葬を希望していた。(P)
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2005年8月30日(火)
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*リクードが9月26日の中央委員会で党首選の繰上げ実施を投票にか
けることが決定。党首選になればネタニヤフ氏の方が勝つと見られる
ため、シャロン氏は新党を立ち上げるとの見方も。(H,P)
*ナブラス付近の検問所で、3発のパイプ爆弾を所持していた14歳の
少年を国防軍が拘束。爆弾は安全に処理された。(H,P)
*ヘブロンの旧市街にあるユダヤ人入植拠点の撤去を国防軍が決定。現
場はユダヤ人の所有地だが、20世紀初頭の虐殺事件でアラブ人が占
拠。その後、入植者が再び現地に住み込み紛争が起きていた。(P,7)
*シャロン首相が西岸地区の他の入植地の撤去を示唆。しかし「全ては
交渉で決まる」として、具体的な入植地名の言及は避けた。(P)
*イスラム聖戦が、ベエルシバでの自爆者だと発表した人物はイスラエ
ルに収監中で別人だったことが判明した。(H,P)
*自治政府のアッバス議長が、エジプト政府のスレイマン氏とガザで会
談。ガザ撤退について協力体制を協議した。(H,P)
*パレスチナの武装勢力が年末までの停戦に合意したと、自治政府のク
レイ首相が発表。しかし、各勢力は武装解除を拒否している。(H)
*国防軍がガザの入植地を1箇所ずつ順次、自治政府に引き渡すことで、
両者が合意。入植地に群集が入るなどの混乱を防止するため。(H)
*ガザの入植地に残るユダヤ人墓地を国内に移す作業が進行中。遺族の
同意書署名は完了し、作業は数日で終わると見られている。(H,P)
*イスラエルの作家アモス・オズ氏がドイツでゲーテ賞を受賞した。受
賞演説でオズ氏はサタンの存在について講演。現在の社会が善悪を曖
昧にして全てを許容する方向にあると警鐘を鳴らした。(H,P)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
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各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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