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八月二十八日夜、北京天安門広場に数百台の軍車両と重砲、軍部隊が集結した。
中共内の深刻な路線対立進行中、との報道(大紀元日本、八月三十日)
更新 平成17年08月30日23時17分
平成十七年(二〇〇五年)八月三十日(火)
(第一千四百十七回)
○当「時事寸評」(17.8.21 第千四百八回)は、
「大紀元日本」二〇〇五年八月二十日付けの記事に引用された、遅浩田
中共中国政府国防部長の演説(台湾問題で日米を叩き潰す)について、
論評した。
○「大紀元日本」二〇〇五年八月三十日、
「中国、北京天安門に重砲などが集結。軍部内の対立を反映か」、
との小記事あり。
○これを以下に全文、転載引用する。
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中国:天安門に重砲などが集結、軍部内の対立を反映か
【大紀元日本8月30日】8月28日午後6時、数百台もの軍事車両や
重砲、大量の軍人が天安門広場に集結した。午後6時50分、警察は天
安門広場にいる一般市民を退去させ始めた。市民らによると、このよう
なことは最近頻繁に見受けられ、十数日前にも同じことがあったという。
軍部内の対立を反映したもので、核攻撃派が民主化を唱えるグループを
牽制した動きとみられている。
情報筋によると、天安門広場の変化は軍隊内部の分裂と関係しているよ
うだ。最近、軍隊内の核攻撃論者と民主化論者は激しく論戦していると
いう。核攻撃を主張する側の人数は多くないが、軍に対する支配権を持っ
ている。彼らは、訪米中の胡錦濤国家主席に対する米国の態度は中国へ
の侮辱であると思っており、米国を懲らしめるべきだと主張している。
一方、反対派は米国の態度は人民解放軍の朱成虎少将の核攻撃発言を受
け、中国を警戒し始めたことの現れだと反論している。核攻撃を主張す
る側は天安門広場で軍事活動を行い、反対派を牽制している。
さらに、政府高層部は連日秘密会議を開き、まもなく400万人に達す
る脱党運動や共産党の存亡について話し合っているという。また、共産
党の改組問題は最大の焦点となっている。脱党運動による共産党の内部
崩壊を回避するために、共産党は名を変え、再出発すべきだと唱えた人
もいるという。
現在北京には軍人が溢れている。政府高層部のこれらの不安定な要素に
市民は敏感に反応し、近々大きな動きがあるのではないかとの憶測が飛
び交っている。
(記者 趙子法)(05/08/30 06:44)
[中国語版]http://epochtimes.com/gb/5/8/29/n1034710.htm
[日本語版]http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d92885.html
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○この記事に示されて居る事実は、きわめて重要である。
○中共の軍隊が分裂して居る、と言う。
○中国の軍隊は、「中華人民民共和国」と言う国家の軍隊ではないが、
この事実をはっきり意識して居る日本人は、きわめて少ないか、又は
ほとんど居ない。
○中国軍は、中国共産党の「軍隊」である。
○中国軍のいわゆる統帥権者は、中共党の中央軍事委員会であり、
○中共党中央軍事委員会の主席である。
○何ヵ月か前、
中共軍の一部が、胡錦濤を、中共中央軍事委員会主席から解任せよ、
○と要求して居る、との未確認報道がなされたことは、当「時事寸評」で
論評した。
○中共政府国防部長遅浩田の例の演説は、中共軍内部の「核攻撃派」なる
勢力のトップが、遅浩田そのひとであること。
○そして、胡錦濤は、この派には含まれず、それに反対か、または、それに
何らかの意味で批判的である、と、推測することは可能である。
○現在の中共政府の首相の立場は、どうか。
○中共首脳は、今、連日、秘密会議を開いて居ると言う。
○「大紀元日本」二〇〇五年八月二十八日の記事によると、
○八月十八日から二十五日まで行われた、中国ロシア合同軍事演習の主要標的
は、日本である(林保華氏)、とされる。
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d90404.html
○日本を標的とすることによって、中国内での民族主義を煽動しやすい、
と。
○中共の切迫しつつある内部崩壊をいかにして阻止すべきか。
○「法輪大法」と「大紀元」、そして「九評共産党」は、ますます強く、
中共体制の脅威となりつつあるもののようである。
(了)