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【騙されたと思って最後まで読んでみて!】傾聴に値する渡邉恒雄氏の発言
http://www.asyura2.com/0505/war73/msg/927.html
投稿者 まさちゃん 日時 2005 年 8 月 30 日 20:24:12: Sn9PPGX/.xYlo
 

傾聴に値する渡邉恒雄氏の発言
http://gendai.net/contents.asp?c=025&id=20699

 東西統一後の初代ドイツ連邦共和国大統領として知られるリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカーは、「荒れ野の40年」と題する演説を、ドイツ敗戦40周年の1985年に行っています。
 過去を克服し得る営為など存在し得ず。然(しか)れど過去に目を瞑(つむ)る者は現在にも盲目となる。心に刻み続ける事こそは重要で、自由を尊重し、公正を拠り所とすべき。
 斯(か)くなる政治家の科白を冷笑する事は簡単です。成る程、相方として首相を務めたヘルムート・コールは汎ゲルマン主義を掲げ、その台頭や暴走を制御する意味でもEUは必要である、と英仏は考えたのですから。
 とは言え、ユダヤ人に留まらず、同性愛者や障害者、トルコ人や黒人、更にはアメリカ人や保守主義者に対しても、敵意や憎悪の念が生まれぬ様、真実を直視し続けねば、と語ったヴァイツゼッカーは、以下の興味深い指摘も行っています。
 何故(なぜ)、10年、25年、50年でなく、敗戦40年に式典を執り行うのか。それは、10年を1世代とする人類にとって40年とは、当時の情況や体験を語り尽くせる人々が数少なくなるに“充分”な程に長い歳月であるからだ。であればこそ40年目の今、私達は心に刻み続けねば、と。翻って、創立10周年、25周年、50周年の語呂合わせ的“節目”を好み、過去のみならず現在をも隠蔽し勝ちな日本では、その40年から更に20年が経過した戦後60年の国会決議の文面から、「植民地支配」や「侵略的行為」の文言が削除されようとしています。
 では、以下は、何処(どこ)の平和主義者が行った発言でありましょうか?
「安倍晋三に会った時、こう言った。『貴方と僕とでは全く相容れない問題が有る。靖国参拝がそれだ』と。みんな軍隊の事を知らないからさ。それに勝つ見込み無しに開戦し、敗戦必至となっても本土決戦を決定し、無数の国民を死に至らしめた軍と政治家の責任は否めない。あの軍というそのもののね、野蛮さ、暴虐さを許せない」
「僕は軍隊に入ってから、毎朝毎晩ぶん殴られ、蹴飛ばされ。理由なんて何も無くて、皮のスリッパでダーン、バーンと頬をひっぱたいた。連隊長が連隊全員を集めて立たせて、そこで、私的制裁は軍は禁止しておる。しかし、公的制裁はいいのだ、どんどん公的制裁をしろ、と演説する。公的制裁の名の下にボコボコやる」
「この間、僕は政治家達に話したけど、NHKラジオで特攻隊の番組をやった。兵士は明日、行くぞと。その前の晩に録音したもので、みんな号泣ですよ。うわーっと泣いて。戦時中、よくこんな録音を放送出来たと思う。勇んでいって、靖国で会いましょうなんか信じられているけれど、殆(ほとん)どウソです。だから、僕はそういう焦土作戦や玉砕を強制した戦争責任者が祀られている所へ行って頭を下げる義理は全く無いと考えている。犠牲になった兵士は別だ。これは社の会議でも絶えず言ってます。君達は判らんかも知れんが、オレはそういう体験をしたので許せないんだ」
 これらは驚く勿(なか)れ、改憲を掲げる讀賣新聞社の渡邉恒雄氏が、田原総一朗氏責任編集の雑誌「オフレコ!」創刊号で発言した内容です。歴史を実体験した者の科白は、立場を超えて傾聴に値するのだとの感懐を僕は抱きました。【田中康夫】

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