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(回答先: Re: イランとシオニスト・イスラエルの不思議な歴史的関係 投稿者 Wotan 日時 2005 年 8 月 29 日 00:02:30)
イラン・コントラ事件には米国、イスラエルの他にソ連、東ドイツの絡みも
イラン・コントラ事件に関しては、私もさほど多くの知識を持っているわけではないのですが、イスラエルとの関係で言いますと、次のような興味深い情報もあります。(もうすでにご存知かもしれませんが。)
http://rerundata.hypermart.net/adl/adl11.htm
「ユダヤの告白」11 第十一章 テロの黒幕ADL
より、「パルメ殺害の動機」の一部です。
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【引用開始】
オロフ・パルメは殺された当時、社会主義者インターナショナル委員会、つまりパルメ委員会の議長だった。この委員会は、第三世界の紛争の調停をしたり、内戦や地域紛争、民族戦争や混乱によって破壊された地域の非武装化を進めたりすることをその目的としていた。一九八五年の終わり頃には、パルメは六年も続いていたイラン・イラク戦争の終結に向けて努力していた。
殺害される何ヵ月か前、パルメはスウェーデンの武器商人、カール・エリッヒ・シュミットの事務所の手入れをスウェーデンの警察当局に命じた。それは交戦国への武器販売を禁じた国際協定に違反し、イランのホメイニ陣営へ武器を提供した容疑によるものだった。シュミットの家宅捜査により入手した書類を調査するうちに、パルメはそのスウェーデン人がイスラエルのモサドおよびレーガン・ブッシュ政権内のプロジェクト・デモクラシーの組織と緊密な関係を結びながら仕事をしていたことを知った。さらに、東ドイツの悪名高い秘密警察シュタージも、シュミットによるスウェーデン製爆薬のイランへの密輸に加担していたことがわかった。その一方で東ドイツは当時、ソ連製の武器をニカラグアのコントラに大量に送り込むのにも協力していた。
ペルシャ湾や中米で東西が表向きには対立しながら、地域戦争を醸成するために裏ではなれ合いの関係にあるという皮肉な事実を、パルメは暴露しようとしていた。だが、彼は逆に暗殺されてしまった。パルメの口封じは、後にイラン・コントラ事件で明るみに出ることにはなる秘密を隠蔽するために、最初の段階で用いられた過激な手の一つだった。彼の口を封じることは、アメリカの政府高官、ソ連のKGB、そしてその仲間である東ドイツのシュタージのいずれにとっても願ってもない事柄だった。その時点では、ADLもイラン・コントラ工作の中に完全に組み込まれていた。ユダヤ人によるコントラ援助を進めるために、ADLはサンディニスタ政権が「反ユダヤ」制作を取っているなどというばかばかしい宣伝工作を行っていた。またオリバー・ノースのグループ支援をユダヤ人社会にどう働きかけるかという問題につき、ホワイト・ハウスで説明するといったことまでを行った。
パルメ暗殺に関する悪質な宣伝工作を進める上で、スウォールやADL幹部が果たした役割は、同じADLがイラン・コントラのために行った手口と完全に軸を一にしている。
アーウィン・スウォールはルイジアナ州ニューオーリンズで行ったインタビューの中で、シュミット事件が最初に発覚したとき彼はスウェーデンにおり、リンドン・ラルーシュに対し手を打つ件につきスウェーデンの親シオニスト社会主義者たちとすでに話合いに入っていて、パルメ暗殺から何時間もたたないうちに、彼自らが隠蔽工作に乗り出したことを明らかにしている。
オロフ・パルメの場合も、おそらくイッサム・サルタウィの場合でも、スウォールとADLの役割は、暗殺後のプロパガンダ活動に限られていた。それは虚偽の証拠のねつ造によって本当の暗殺者を逃亡させ、真の動機を隠蔽しようとするものだった。
【引用終り】
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そもそもイラン・イラク戦争やニカラグア紛争自体が、「東西」の見せ掛けの対立の元に、世界各国で兵器と麻薬の「消費市場」を作り出していく一連の薄汚い陰謀の一場面だったのですが(「赤勝て、白勝て」の「紅白歌合戦」である「冷戦」とは基本的にこのようなものだった)、このような事情は、コソボ紛争を含むバルカン戦争、湾岸戦争、そしてアフガニスタンやイラクでの戦争を含む現在の「対テロ世界戦争」でも、基本的には変わりないでしょう。ただし「対テロ世界戦争」には、それによって世界の基本構造を変えていこうとする、もっと大きな動きが絡んでいる、と思っていますが。
その中で、ただただ虫けらのように殺されていく紛争当事国の下級兵士と住民、その陰謀に気付いたために「処分」される良心的な政治家やジャーナリストたちこそ、米欧イスラエル支配層の利益のために焼かれて犠牲とされるいけにえ、言ってみれば本当の意味の「ホロコースト」の犠牲者なのでしょう。
このようなことを踏まえずに「反戦」「平和」を語ることはむしろ犯罪的であり、9・11、3・11や7・7を「イスラム・テロ」と既定する勢力は、「左」「右」どのようなものであれ、本当の意味の「平和の敵」なのだ、と思います。