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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000009-san-int&kz=intより引用
ケネディ政権 「中国に核攻撃」検討 機密テープ公開で判明
【ワシントン=有元隆志】ケネディ元米大統領が一九六三年五月、側近との間で、中国がインドを攻撃した場合の対応として、米核兵器使用の可能性を協議していたことが二十五日、ケネディ図書館(マサチューセッツ州)が公開した機密録音テープで判明した。
六二年十月に中国軍はインドが主張する国境線を越えて、インド軍を攻撃するなど、中印両国の緊張は高まっていた。
協議で、マクスウェル・テーラー統合参謀本部議長(以下、肩書は当時)は「核戦争なしで、地上で戦うことは考えたくない」と発言した。マクナマラ国防長官も「中国の攻撃に対応するためには核兵器使用を考えなくてはならないかもしれない」と続けた。長官は「中国からの攻撃には核使用を認めるという前提で韓国軍と米軍の兵力をより現実的水準に減らすべきだ」とも主張した。
これに対し、ジョージ・ボール国務次官補は日本への原爆投下に続いて中国への核使用戦略を取ることは、「日本や黄色人種たちとの間で大きな問題を引き起こすだろう」との懸念を示した。
側近らの意見を聞いた後、ケネディ大統領は「われわれはインドが攻撃されたら守るだろう」と発言するにとどまっており、大統領発言が核兵器の使用を意味しているのかどうかは不明だ。
ケネディ大統領はその後、六三年十一月に暗殺されたため、インドに明確な安全保障の関与を約束することはなかった。
(産経新聞) - 8月27日2時55分更新