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(回答先: 松山市教委も扶桑社版教科書採択せず（愛媛新聞）--松山市は県内中学生の３割占める。 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 8 月 25 日 13:32:38)
[AML 3271] 返: 松山も扶桑社版不採択 愛媛新聞詳報
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-August/003133.html
愛媛の忘暮楼です。
弓山さんが紹介された愛媛新聞記事に韓国ピョンテク市の金貞淑さんのコメントが出
ていました。 金貞淑さんのメッセージの前文を引用文の下にご紹介します。
-----元のメッセージ-----
差出人: aml-bounces+onoue_ma_2004=sgr.e-catv.ne.jp at list.jca.apc.org [mailto:
aml-bounces+onoue_ma_2004=sgr.e-catv.ne.jp at list.jca.apc.org] 代理人
Masamichi Yumiyama
送信日時: 2005年8月25日 7:52
宛先: aml at list.jca.apc.org
件名: [AML 3269] 松山も扶桑社版不採択 愛媛新聞詳報
前略
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平沢市民「賢明な判断」
扶桑社版推進派「努力足りなかった」
松山市教育委員会が２４日、扶桑社版歴史教科書を採択しなかったことに対
し、採択の行方を注視していた同市の友好都市、韓国・平沢市関係者からは一
様に安堵（あんど）の声が漏れた。
宋明鎬（ソン・ミョンホ）市長が「正しい歴史認識の教科書採択を」と松山
市に二度手紙を出すなど、憂慮していた平沢市は「教育委員会が十分考え、私
たちが心配していた扶桑社版を採択せず感謝している」（文化観光課）と評価。
今夏２回、市民訪問団で松山市を訪れた平沢性暴力相談所の金貞淑所長（４
２）も「何らかの政治的立場によって決定されるかもしれないと心配していた
が、賢明な判断」と胸をなで下ろした。
攻略
ーーーー金貞淑さんのメッセージ前文ーーーーーーーーーーーーーーーーー
松山市教育委員会と市民の皆さんに感謝申し上げます
私は松山市と友好交流を結んでいるピョンテク市のキムジョンスクです。
松山市教育委員会の‘2006年 教科書採択決定会議’で午後1時に歴史、公民の教科
書として問題になっていた扶桑社の教科書が不採択になったという知らせを受けまし
た。
この間われわれピョンテク市民は教育委員会が賢明な判断をしてくださるだろうと期
待してきました。ですが、一方では、不安な思いがあったことも事実です。去る6月
と7月に松山市を含め愛媛地域の歴史、公民教科書採択を巡る問題に関連して松山を
訪問したわれわれとしては、今回の教科書採択問題が、多数の市民の意見を考慮して
決定されるのではなく、何らかの政治的立場や政治派閥のよって決定されるのではな
いかと憂慮していました。然るに、松山市の決定は、すばらしいものでした。
わたしが、松山と愛媛地域でお会いした市民の皆さんは実際、今回の教科書採択に関
連して、以前には深い考えもしくは関心を寄せてはいなかったのではないかという印
象を受けていました。おそらく保守的で軍国主義的な考えを持つ人々は、集団に忠実
な未来世代を作るという考えがあって、扶桑社版教科書が持つ問題点を、一般市民に
知られたくないと思っているようでした。
しかし、結局、松山市はピョンテク市の友好都市としてふさわしく、教科書採択にお
いて賢明な判断を下されました。この間、わがピョンテク市長は2度にわたって松山
市長に
扶桑社の教科書を排除されることについて賢明な判断を下さるよう要請する内容の手
紙を送りました。もちろんピョンテク市民の願いをこめた手紙でした。また、いろん
なピョンテク市民団体と市民たちは松山市民団体との交流を通して作る会が主導する
扶桑社版教科書採択を排除するよう要請する活動を何度も繰り広げました。皆さんも
ご存知のように400名近いピョンテク市民が香港市民や愛媛市民と共にすでに7月22日
に松山の裁判所に歴史歪曲教科書採択による損害賠償請求訴訟を起こしています。
わたしは、ピョンテク氏と松山市の交流が活発に続いていくことをねがっています。
おそらく、市次元の交流は市長と市民が相談しながら進めなければならない部分もあ
るでしょう。ですが、市民同士の直截な交流と接触がよりいっそう活発になるよう望
んでいます。過去10年にわたって松山市とピョンテク市との間に民間レベルの交流を
進めてきた団体には多くの経験を伝え合うことも望んでいます。今後、多様な民間団
体、そして、市民間の交流と協力が引き続き行われることを望んでいます。われわれ
は今回の教科書採択に関した交流活動を通して、両しの市民間に相当の親密感と共感
を形成したと思っています。両国の市民の間に横たわる政治的、文化的、歴史的、社
会的な距離を少しずつひとつずつ解決していくためにはしょっちゅう顔を合わせ、意
見を交わすことが重要だと思います。お互いの距離を縮めるために多様な主題で会わ
ねばなりませんね。
今後、ピョンテク市民団体と市民は、松山市民が住んでいる愛媛地域全体での教科書
採択問題についても関心を寄せていく考えです。松山と愛媛が別々ではないと考えて
いるからです。皆さんのお子さんたちが通う学校が結局愛媛にあるからです。今後も
ピョンテク市民は、愛媛に住んでおられる松山市民と率直で友情あふれる交流を続け
ていくことを希望します。
松山市教育委員会と市長、市民の皆さんの勇気と賢明な決定にもう一度感謝します。
ありがとうございます。
キムジョンスク（ピョンテク性暴力相談所所長）２００５．８．２４
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。