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(回答先: Re:「爆弾か」驚く住民 投稿者 沖縄人 日時 2005 年 8 月 24 日 18:39:55)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200508241700_01.html
嘉手納で爆発音 煙流出/有事想定訓練
役場職員耳鳴り・不調訴え
二十四日午前八時二十分ごろ、嘉手納町嘉手納の町役場駐車場とフェンス一枚を隔てた嘉手納基地内の道路で、閃光とともに三十発近くの爆発音が鳴り、大量の白煙が駐車場内に流れ込んだ。爆発音などは同基地が二十一日から開始した有事を想定した即応訓練の一環。役場職員が登庁する時間で、駐車場に居合わせた職員や一般町民の中には、体調不良や耳鳴りなどを訴える人もいたという。
同日午前までに、同基地から同爆発音や白煙について、役場などに一切説明はないという。
宮城篤実町長は二十三日、米軍に対し同訓練の中止を文書で求めたばかり。「ここ二、三日の早朝の訓練はあまりに激しくひど過ぎる。これみよがしにやっているとしか思えない」と厳しく非難した。二十四日午後にも同基地を直接訪ね、再度訓練の中止を求める考えだ。
町議会基地対策特別委員会は二十五日、緊急の委員会を開き、対応を協議する予定。
嘉手納基地報道部は訓練について「米空軍が有事を想定し、平和と安定のための支援活動を迅速に行うため」と説明。サイレン音や拡声器放送、模擬爆発音、発煙筒が使用されるとしている。
爆発音は「GBS」と呼ばれる模擬爆発音発生装置によるもので、煙幕も発生する。目撃者によると、フェンスから約十五メートル先の基地内道路一帯で閃光と爆発音、煙幕が確認されたという。
嘉手納町では昨年十二月にも、県立嘉手納高校の授業中の教室に嘉手納弾薬庫地区内から、「GBS」使用に伴って煙幕が流れ込む事故があった。
二十二日には未明に同訓練の一環で拡声器放送が流れ、町民から苦情が相次いでいた。
◇ ◇ ◇
目前で爆発音 役場混乱/女性青ざめ座り込む
フェンス越し30発近く・耳鳴り3時間たっても
「ドーン!」。爆発音が嘉手納町役場駐車場に響きわたった。二十四日午前、役場裏の嘉手納基地フェンス際で行われた有事想定の即応訓練で、駐車場は三十発近くの爆発音と、多量の白煙に包まれ騒然となった。青ざめてその場でしゃがみ込む女性を保護した職員は「ここは戦場か」と、吐き捨てるように言った。
駐車場にいた町企画財政課の山内智さん(42)は、フェンスを隔ててわずか十五メートルの距離で爆発に遭遇。「米兵は僕がいるのを知っていて、爆発させた。彼らは僕らを人間だと思っていない」と憤りをあらわにした。
山内さんは午前八時二十分ごろ、役場駐車場に到着。車の中で荷物をまとめていると、フェンス際に数人の米兵が立っているのがフロントガラス越しに見えた。
「何をしているのだろう」と思った瞬間、米兵の前で何かが爆発。車が揺れ、運転席側の窓を開けていた山内さんの顔に音と風圧が直撃した。その後、断続的な爆発とともに、駐車場一体は白煙に包まれ、何も見えなくなった。
白煙立ち込める中、ヘッドホンを付けた米兵が平然と立っている姿が見えたため、訓練だと分かった。「米軍は非常識極まりない。登庁時間で、多くの職員が駐車場にいた。それを見ているはずなのに、なぜ爆発させるのか」と声を荒らげる山内さん。三時間近くたっても「耳鳴りがする。自分の声がこもって聞こえる」と、怒りを抑えきれない様子だった。
フェンス沿いに車を止めようとした際、訓練に遭遇した臨時職員の島袋広貴さん(24)は「爆発音とともに、車の屋根の上に何かがパラパラと降ってきた。何が起きたか分からず、無我夢中で庁舎内に逃げ込んだ」と興奮気味に話した。
庁舎内にいた職員も、間近での爆発音に一時騒然。業務は中断され、多くの職員がベランダに身を乗り出した。塩川勇吉総務部長は「こんなに役場が近いところで訓練する必要があるのか。米軍に対し、厳重に抗議したい」と語気を強めた。
駐車場を覆った白煙は東側に流れ、同町屋良地区へ。煙を目撃し、急いで洗濯物を取り込む町民の姿も見られた。