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(回答先: イラン核開発の証拠なし 日米学者ら結論と米紙 (共同通信) 投稿者 彗星 日時 2005 年 8 月 23 日 23:29:21)
【ワシントン笠原敏彦】23日付の米紙ワシントン・ポストによると、イランで2年前に検出された微量の兵器級ウランについて、国際原子力機関(IAEA)が集めた米政府を含む各国の専門家は、イランがパキスタンから購入した核関連装置の汚染によるものだと結論付けた。調査結果は9月のIAEA理事会に提出される。問題の高濃縮ウランはイランが秘密裏に核兵器開発を行ってきた証拠にはならないと報告されるという。
報道が事実なら、高濃縮ウランの痕跡をイラン核兵器開発の最大の証拠としてきた米国にとって深刻な打撃になる。一方、ウランの痕跡はパキスタンから購入した核関連装置の汚染が原因だと訴えてきたイランにとってはその主張が裏付けられることになり、同問題をめぐる外交交渉にも大きな影響を与えそうだ。
報道によると、米英仏、日本、ロシアの科学者グループが過去9カ月間、IAEAの査察官が収集したデータを詳細に分析。その結果、パキスタン政府が提出した遠心分離機の高濃縮ウランのサンプルと一致した。また、複数の米政府当局者もウランの痕跡を核兵器開発の証拠とすることに自信を失いつつあると認めているという。
一方で同紙は、イランが過去18年間パキスタンのカーン博士の協力を得て秘密裏に核開発を続けてきたことに言及。IAEAは核兵器開発の証拠は見つけていないが、「いくつかの重大な疑問」は解明されていないとも指摘している。
ブッシュ米政権は、大量破壊兵器(WMD)開発疑惑を理由にしたイラク開戦(03年3月)の際、米国の主張に疑問を投じるIAEAの調査結果を拒否したが、結果的にWMDは見つかっていない。
毎日新聞 2005年8月23日 21時25分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050824k0000m030108000c.html