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(回答先: 元将校遺族の請求を棄却 「百人斬り」訴訟で東京地裁 朝日 13時10分 投稿者 木田貴常 日時 2005 年 8 月 23 日 13:18:37)
将校遺族の請求棄却 「百人斬り」報道訴訟
東京地裁「明白な虚偽と言えぬ」
http://www.sankei.co.jp/news/evening/24iti002.htm
昭和十二年の南京攻略戦で旧日本軍の二将校が日本刀で「百人斬り」を行ったとする事実無根の報道で名誉を傷つけられたとして、遺族が毎日、朝日両新聞社と本多勝一朝日新聞元編集委員らに謝罪広告の掲載や出版の差し止め、計三千六百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は二十三日、「当時の記事内容が一見して、明白に虚偽であるとまでは認められない」として遺族側の請求を棄却した。遺族側は判決を不服として、控訴する方針。
土肥章大裁判長は判決で「記事は二将校が東京日日の記者に百人斬り競争の話をしたことをきっかけに連載され、報道後に将校が百人斬りを認める発言を行っていたこともうかがわれる」と指摘。その上で「虚偽、誇張が含まれている可能性が全くないとは言えないが、何ら事実に基づかない新聞記者の創作とまで認めるのは困難」と判決理由を述べた。
「百人斬り」の真偽については、「さまざまな見解があり、歴史的事実としての評価は定まっていない」とした。
判決などによると、東京日日新聞(現毎日新聞)は十二年、四回にわたり、野田毅、向井敏明両少尉が前線でどちらが先に百人斬れるか競争しているとの記事を実名入りで掲載。両少尉は戦後、この記事を証拠として南京軍事法廷で銃殺刑に処せられた。朝日新聞や本多氏らは四十六年以降、「百人斬り」が「真実」と報じ、同様の記述のある本を出版した。
遺族側は訴訟の中で、「『百人斬り』は戦意高揚のための作り話。人格権を侵害された」と訴えてきた。
これに対し毎日新聞社は「報道時、二少尉は記事で英雄視された。戦闘中の出来事を適正に取材し報じた」などと反論。朝日新聞社は「捕虜や民間人の虐殺があったのは真実で名誉棄損には当たらない」、本多氏は「二少尉は東京日日の記事に同意しており、違法性はない」と主張していた。
≪毎日新聞社社長室広報担当の話≫ 「当社の主張が認められたものと理解しています」
≪朝日新聞広報部の話≫ 「当社の主張を認めた判決と受け止めています」
≪本多勝一氏の話≫ 「当然の結果。この歴史的事実がますます固められたというべきだ」