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【情報操作の好例】スペイン軍ヘリ墜落、結局は「事故」でチョン:ただし諜報部は微妙な発言
8月21日付エル・パイス紙(電子版)は、スペイン国防相が16日にアフガニスタンで起きたスペイン軍ヘリ墜落事件の原因を「事故」ということで落ち着かせる方針であることを伝えています。(なお今まで記事を一般に公開していなかったドケチのエル・パイスが、散々の非難を浴びてやっと近頃から記事の無料公開を始めました。
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http://www.elpais.es/articulo/elpporesp/20050821elpepinac_3/Tes
Agentes del CNI indagaron sobre el terreno dos horas después de la caída del Cougar
(CNI局員はクーガーの墜落の2時間後に地上を捜索した)
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この記事によると、スペイン中央情報局(CNI)局員がヘリコプターが1期は墜落・炎上、もう1機が緊急着陸をした2時間後に現場に行き地上を捜索したのだが攻撃を受けた証拠は何も無かった、とCNIから国防相幹部に報告があったことが書かれています。これを受けてスペイン国防相はこのヘリコプター墜落・炎上を「事故」と断定する方針を固めたようです。
しかしもう一つのスペインの日刊紙ラ・ラソンによりますと、CNIは同時に原因の追究には何ヶ月もかかるだろう、という微妙な見解を出していることを大きな見出しにしています。
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http://www.larazon.es/noticias/noti_nac71477.htm
El CNI prevé que la investigación durará meses pero cree «casi descartado» un ataque
(CNIは、調査は何ヶ月もかかるだろうが攻撃を受けた可能性は<ほぼ無くなった>と予測する)
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「何ヶ月もかかる」ということは、要するに「ほとぼりの醒めるまで」ということでしょうし、「攻撃を受けた可能性は<ほぼ無くなった>」という言い方も、なんとも歯切れの悪いものです。墜落のすぐ後で地上から捜査して、攻撃を受けた跡が本当に無かったのなら<ほぼ無くなった>などというあいまいな表現をするかどうか、です。
1機目のヘリが突風を受けて墜落する際に2機目にかすって、2機目も傷ついて緊急着陸した、というのは、1機目と2機目の距離がよほど接近していたことになりますが、少なくとも緊急着陸した2機目のヘリの乗員は「200メートルの間隔を置いて飛んでいた」ことを証言しています。また機器の不調という可能性も「たまたま偶然に」2機が同時に不調になった、と強弁しない限り成り立たない理屈でしょう。
何よりも2機目のヘリの乗員たちが「地上からの攻撃を受けた」と証言している事実を一切無視する暴論です。しかし今日の日付の各新聞ではこの兵士たちの証言は一切無視されています。スペイン政府は17名の遺体の特定を早急に済ませて遺族に引渡し、国王と皇太子夫妻列席の国葬を盛大に執り行って、何とか世論を収めようとしている様子です。
情報操作については例によって例の如しですが、トーキョクにとって都合の悪い事実はマス(粗大)ゴミの総がかりで無視され、予め建てられた筋書きの横車だけを押し通すようにできているわけです。
(オレオレ詐欺とかフリコメ詐欺などと同レベルの騙しの手口なのですが、結構これでみんな引っかかるんですよね。)