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アメリカで徴兵制度が復活しつつある 深夜のNews
August 23, 2004
http://night-news.moe-nifty.com/blog/2004/08/post_12.html
アメリカで徴兵制度が復活しつつあるようだ。合衆国の18歳から26歳までの男女は、2年間の軍隊での兵役か、あるいは民間団体での国防と国家安全のための活動に奉仕しなくてはならないという。この法案は"The Universal National Service Act of 2003"と呼ばれる。7月6日時点では、この法案は議会で提出されている段階であり、まだ大統領の承認を得ていない。しかし、ブッシュがこれにサインをすればこの法律が施行されることになる。
これほどアメリカ国民にとって重大な法案の存在が、なにゆえアメリカのメディアでは大きく扱われないのか不思議だ。大統領がサインした後で、メディアは徴兵制度が復活しましたと報道しようというのか。アメリカの徴兵制度は1973年に廃止になっているが、今の中年世代以上の人は多かれ少なかれベトナム戦争の記憶がある。つまり、議会にいる政治家たちにとって、徴兵制度なんて「自分たちの若い頃にはあった」(ただし、若い頃には徴兵制度があったということと、実際に徴兵でベトナムに行ったことがあるということはイコールではない)というわけで、カンタンに徴兵制度を復活することができるのではないか。今の大統領のブッシュのように、親の地位が高いと兵役なんてどうとでもなる。政治家は、自分の息子や娘を徴兵で戦場に出すことはしないだろう。兵役はアメリカ国民の義務となるわけであるが、実際に兵役につくのは低所得者層の息子や娘なのである。
問題は、ブッシュがこの法案にサインするかどうかだ。大統領選挙前のこの時期にサインをすることはないだろうなと思うが、案外隠れてサインしてしまうことも十分考えられる。なんといってもメディアが取り上げないのだから、誰も知らないよな。しかし、もしブッシュ再選ということなれば、この法案にサインをする可能性は高いと思う。
もしアメリカに徴兵制度が復活したら、日本も徴兵制度が復活しないとも限らない。
僕は、今まで徴兵制度なんてまさかやりはしないだろうと思っていた。しかし、この法案の存在を知って、少なくともアメリカは徴兵制度が現実の一歩手前になっているということを思うと、日本も将来、徴兵制度の復活はないとは言えない。