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コリエレ紙より
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Esteri/2005/08_Agosto/17/boeing.shtml
ギリシャの推測 ボーイングは撃墜された?
メディア :アテネに墜落しつつあった。
ギリシャ政府 :確かに我々は撃墜準備をしていたが、行わなかった。
アテネ発 −
日曜の午前11時20分。パロス島にいたスピリオス・スピリオトポウロス
国防省の頭上1万300メートルを、2機の戦闘機がボーイングを追っていた。
9時37分に無線連絡を絶ったままギリシャ領空を飛んでいたヘリオス航空機だ。
11時25分に、F-16のパイロットが最初の交信を送る。「旅客機に生存者の
兆候なし」 911後、世界で様々なレベルで発動されている ”レネゲード・
コード”。 昨夏のオリンピック後のギリシャでは、交信に応じなかった
私有の小型機、ノルウェイ海兵隊の反乱グループが乗った小型船、に次いで
3回目だった。
スピリオトポウロス大臣とコスタス・カラマンリス首相は
パソコンと携帯電話で状況を把握管理していた両氏は、民間機撃墜命令を
下す合意に達さなかったという。 「確かに我々は撃墜準備を進めていた。
しかし実行しなかった。その必要がなかったからだ」とは事故の48時間後、
国防省報道官の声明。 英語のレネゲードは、”離脱者・裏切り者”を
意味する。 ツィンタワー攻撃で、民間機も危険になり得ることが証明
された。着陸態勢に入っても応答しない、コントロールする者がいない、
武器への転換目的で誰かに乗っ取られた ”離脱者・裏切り者”は、
阻止せねばならない。 イタリア空軍将軍によると、05年だけでも25の
民間機に対して追跡機を出動させた。 武器となったボーイングを阻止
する方法は他にないと、ローマ(イタリア政府)も断言する。ギリシャ
領空のレネゲード・コードは、10時55分から11時05分の間にパナイトス・
ヒノホティスギリシャ軍総司令官によって、F-16の出動命令が下された
時点で始まった。
アギアロス基地から2人のトップガンが出動
彼らの名前が明らかになることはないだろう。 キスノスからナクソス
上空を飛んでいたキプロスのボーイング737機を捕らえ、1機は左翼前方に
もう1機は右翼後方に位置する。 熟練パイロットに対し、2度の接近
命令が出される。 操縦席から100mの地点まで接近し、動く人影を見止め
たところで指令を待った。 旅客機が軌道を変えたのはその時だったの
だろうか? 「撃たなかった。ボーイングの軌道が既に、人里離れた方角に
向かって外れていたからだ」と国防相。 しかしいつ、どのようにして?
チクラディ上空を飛んでいた737は、アッティカから僅か12マイルの群島の
最北ケア島に達していたのに? F-16に伴われたボーイングは、南西から
北東の方角に飛んでいた。 そこで方向転換をしたのだろうか。
ボーイング737を捕らえたのはケア島上空とする最初の検証発表とは、
動きと時間が一致しない。
ブラックボックスの検証が待たれる
ギリシャのメディアは、ボーイングがケア島上空を通過した時、政府は
アテネに墜落すると確信したと伝えている。 Eleuterio Venizelos
(アテネ空港)の管制官は、5分以内の墜落に備えていたという。
時間が迫る。首相と大臣は決断しなければならない。 レネゲード・
コードに沿えば、撃墜もしくは海上に誘導するタイミングだ。 しかし
ボーイングは突然ルートを変えた。 追跡機は800mまで併走し -これは
目撃証言とも一致する -そこで帰還命令を受けた。 旅客機はグラマ
ティコ村から数キロ地点の丘に墜落。炎上による火災は広範囲に渡った。
匿名政府筋がフランス・プレスに語ったところによると、「あの時点で
燃料が尽きたために墜落したと考えている」。
Mario Porqueddu
17 agosto 2005