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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000304-yom-intより引用
入植者の強制排除、イスラエル治安部隊が開始へ
【ガネイタル(ガザ地区南部ユダヤ人入植地)=藤原善晴】イスラエル政府がガザ地区とヨルダン川西岸で進めるユダヤ人入植地撤去は17日午前0時(日本時間同日午前6時)、自主退去の期限切れを迎え、治安部隊は同日朝から、退去命令に背いて残留する入植者らの強制排除に踏み切る。
入植地には外部から侵入した右派勢力も多数居座っており、排除作業の難航は必至だ。
イスラエル放送などによると、ガザ最大の入植地ネベデカリムには16日の日没とともに、治安部隊約2000人が続々と到着、強制排除の準備に着手した。入植者らはシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)などに立てこもり、断固抵抗する構えだ。
ガザ南部のモラグやシラトハイヤムなどでは、入植者らが治安部隊の立ち入りを拒否した状態が続いている。
モファズ国防相は、入植者らの強制排除を2週間前後で終えたいとの意向を示している。
AFP通信によると、ガザ南部の入植地からイスラエル本土への通路となっているキスフィム検問所では、自主退去の期限が過ぎた後もガザを後にして車で移動する入植者が相次いだ。
イスラエル軍は、入植者9000人余りのほぼ半数が退去済みとの見方を示しているが、入植地には外部から約5000人の右派勢力も入り込んだと見られている。
(読売新聞) - 8月17日12時23分更新