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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000010-san-intより引用
チェチェン紛争 国民の15%、15万人犠牲 支援増狙い政権初公表
【モスクワ=内藤泰朗】ロシア南部チェチェン共和国の親ロシア派政権、ジャブライロフ国家評議会議長は十五日会見し、一九九四年から十年以上に及ぶチェチェン紛争で、十五万−十六万人が犠牲になったと語った。これは共和国人口の15%以上に当たる。
人権擁護団体などがこれまで、これに近い犠牲者数を発表したことはあったが、当局側がそれに近い犠牲者数を明らかにしたのは初めて。
全人口の15%喪失というのは、第二次大戦で二千七百万人という世界最大の犠牲者を出した旧ソ連にも匹敵し、同紛争の凄惨(せいさん)さを物語るものといえる。親露派チェチェン政権側は、紛争の悲惨さをロシア側に訴えることで、支援増大や権限分割交渉での対露カードとする思惑が見え隠れする。
ジャブライロフ氏によると、この犠牲者数は、九四年末から約二年間続いた第一次紛争と、九九年からの第二次紛争の合計で、ロシア連邦側とチェチェン側双方の軍人と民間人を含む。チェチェン独立派武装勢力の総数は最大千人で、うち百−百五十人が外国人雇い兵だという。
ロシア側の発表では、チェチェン紛争での犠牲者数は四万−七万人といわれており、チェチェン当局側発表との間に大きな差がある。
チェチェンの州都グロズヌイでは十五日も、アブラモフ共和国政府首相の暗殺を狙ったとみられる爆弾テロが発生するなど、連日のようにテロや銃撃戦が発生。今年十一月に予定される共和国議会選挙に向け、チェチェン情勢は、さらに緊張が高まるとみられる。
(産経新聞) - 8月17日2時46分更新