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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050815-00000204-yom-sociより引用
ネットで帰還兵証言公開、「15万人目標、協力を」
「あの戦争の実態を自分たちの言葉で語り、後世に伝えよう」――。戦争を直接知る世代が減少する中、元兵士の体験談をビデオに残し、インターネットを通じて公開する活動が始まっている。
若者たちが協力し、5年間で15万人の証言を集めるという壮大な計画。発起人となった元兵士らは「従軍体験のある人はぜひ名乗り出て、話してほしい」と呼びかけている。
発起人は、東京都大田区の井ノ口金一郎さん(84)ら中国や南方戦線に出征し帰還した76〜92歳の26人の元兵士ら。
「密林でカエルを干物にして飢えをしのいだ」「無責任な突撃命令を出して部下を死なせてしまった」――。
昨年秋、インターネット放送局「世論力(よろんりき)テレビ」の取材に対し、それぞれの戦場体験を語ったところ、多くの反響が寄せられた。
全国の帰還兵らの話をもっと集めて発信しようと、昨年12月、民間団体「戦場体験放映保存の会」(事務局・東京)を設立した。
世論力テレビのスタッフら20〜30歳代を中心にした約50人が、ボランティアとして撮影や編集に協力、今月から本格的な活動を始めた。まずは元兵士を見つけることが必要なため、全国の戦友会や町内会、老人会などに呼びかけ文を送付した。
今後、元兵士から証言の申し出を受けるたびに、同会メンバーの若者たちが取材・撮影を行う。得られた証言は10〜15分程度に編集し、ホームページ(HP)で公開する予定。
HPでは現在、6人の証言を公開している。元帰還兵の生存者数は50〜55万人とされるが、同会は2010年までに15万人の証言を集めることを目標にしている。
井ノ口さんは、「戦争の最も悲惨な部分は、最前線にいた私たちのような無名の兵士が最もよく知っている。今が最後のチャンスだと思う。どうか協力してほしい」と話している。
証言を公開しているHPのアドレスは、http://www.notnet.jp/senjoindex.htm。問い合わせは、同会(03・3465・6066)。
(読売新聞) - 8月15日14時26分更新