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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050815-00000004-yom-polより引用
首相談話「反省とおわび」、中韓に未来志向訴え
政府は15日午前の閣議で、戦後60年の終戦記念日にあたり、先の大戦への反省やおわび、平和国家として歩む決意などを盛りこんだ小泉首相の談話を決定した。
今年を戦後の大きな節目と位置づけたもので、終戦記念日の首相談話としては戦後50年の1995年に閣議決定した村山首相談話に続くものとなる。
小泉首相談話は、先の大戦について、「我が国は、かつて、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」として、改めて「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」を表明した。
また、「二度と我が国が戦争への道を歩んではならないとの決意を新たにする」と不戦の誓いを表明した。戦後60年間については、「我が国の戦後の歴史は、まさに戦争への反省を行動で示した平和の60年であります」と平和国家としての歩みを強調した。
また、「一衣帯水の間にある中国や韓国をはじめとするアジア諸国」に言及し、「ともに手を携えてこの地域の平和を維持し、発展を目指すことが必要だ」と強調した。その上で、歴史認識に関連し、「過去を直視して、歴史を正しく認識し、アジア諸国との相互理解と信頼に基づいた未来志向の協力関係を構築していきたい」と訴えた。
政府は、中国や韓国で今年4月、日本の歴史認識に対する不満が噴出し、反日デモが多発したことなどにも配慮し、今回の首相談話を作成した。村山首相談話や、今年4月アジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議での小泉首相の演説などが基本となっている。
(読売新聞) - 8月15日12時21分更新