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Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050815-00000008-mai-intより引用
<イスラエル>ガザ地区撤退に着手 38年間の占領に幕
【グシュカティフ(ガザ地区南部)樋口直樹】イスラエルは15日午前0時(日本時間同6時)、占領地ガザ地区のユダヤ人入植地につながる検問所を封鎖し、同地からの撤退作業を開始した。67年の第3次中東戦争で占領して以来38年ぶりにパレスチナ国家建設予定地の一部から撤退する。だが、より大規模な入植地を抱える占領地・ヨルダン川西岸はほぼ現状維持される見通しで、ガザ撤退が和平進展に直結するかは微妙だ。
ガザ地区のユダヤ人入植地21カ所の人口は計8000人余。15日を前に一部住民が退去を始める一方、撤退反対派4000人近くが違法に入植地へ侵入し、撤退阻止の構えを見せている。軍や警察は4万人を動員。15日朝から各入植地で戸別訪問を行い、退去命令を伝達。17日からは強制排除に踏み切る。
イスラエルは9月初旬までにすべての入植者を退去させた後、住宅やシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)を取り壊し、最後に軍部隊を撤収する。農業用温室の大半や公共施設の一部は、国際的な民間基金などを通じ、パレスチナ側へ引き渡される。
ガザ地区には130万人余のパレスチナ人が暮らす。混乱防止のため、入植地との境界線沿いに数千人のパレスチナ人警官が配置された。イスラム原理主義組織ハマスなどは、早期撤退を促すため撤退期間中の攻撃を控える姿勢を示している。
一方、ヨルダン川西岸には120カ所以上の入植地があり、総人口は20万人以上に上るが、今回の撤退計画で撤去される入植地は4カ所だけ。シャロン・イスラエル首相は大規模入植地の事実上の併合を公言している。
(毎日新聞) - 8月15日10時31分更新